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長野中学校と附属特別支援学校中学部で、交流籍による交流及び共同学習がスタートしました

 4月8日(水)、長野中学校と附属特別支援学校中学部において、交流籍による交流及び共同学習が始まりました。

 交流籍は、長野小中学校の各学級に附属特別支援学校小中学部の同学年の児童・生徒が籍を置き、学級の一員として共に生活する取組です。
この日は、今年度の交流のスタートとして顔合わせや学級びらき、自己紹介、レクリエーションなどが各学年・学級で行われました。

 1学年では、はじめに学年全体で顔合わせを行い、両校の教員(協働担任)が自己紹介をしました。好きなことや趣味も交えた紹介に対して、生徒たちが笑顔を見せたり、「自分も同じです」と反応したりする様子が見られ、会場全体がやわらかな雰囲気に包まれました。その後は各教室に移動し、それぞれの学級でフルーツバスケットや挨拶ゲームなど、学級の仲間と一緒に動きながら行う活動を行いました。

 活動の中では、自分から学級の前で自己紹介をしたり、教師が関わりをつなぐ中で、生徒同士が手を振り合ったりする姿がありました。
また、好きなものをきっかけに共通点が見つかり、互いを意識する場面もありました。交流後には、「友達ができた」と嬉しそうに話す姿や、新しいつながりへの期待を口にする様子も見られ、関係づくりの第一歩となっていたことが伺えました。
  • 長野中学校と附属特別支援学校中学部
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 2学年では、自己紹介や写真撮影、校庭での活動、散歩、おにごっこなどを通して、体を動かす活動を行いました。
互いに自己紹介カードやプロフィールカードを用意していたことで、好きなことや関心のあることを伝え合うきっかけが生まれ、それぞれの生徒が自分のことを話題にして関わる様子がありました。昨年度の学級間交流で関わりのあった生徒同士が自然にそばで過ごしたり、自己紹介カードを見ながら声をかけたりする姿もあり、これまでのつながりが交流籍での活動にも生かされていました。活動の中では、おにごっこをしながら言葉を交わしたり、ゲームや好きなことを話題にやりとりが広がったりする姿もありました。

また、学級全体の前で一人で自己紹介を行い、自分の好きなことを伝える姿もありました。交流後には、「新しい友達ができた」と具体的に名前を挙げて話したり、「たくさん友達ができたかもしれない」と笑顔で振り返ったりする様子も見られ、初回の交流が安心感や新しいつながりにつながっていたことがうかがえました。
  • 長野中学校と附属特別支援学校中学部
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 3学年では、フルーツバスケットや写真撮影などの活動を行いました。
はじめは緊張した様子も見られましたが、あいさつや自己紹介を交わすことで、少しずつ表情がほころんでいきました。活動にあたっては、名前や呼び名を胸元に表示する工夫がなされ、生徒同士が互いを意識しやすい工夫がなされていました。
フルーツバスケットでは、お題を聞いて一斉に動いたり、隣の生徒の声かけによって一緒に椅子を移動したりする姿がありました。

また、写真撮影の場面でも声を掛け合いながら、みんなでタイミングを合わせて写真を撮りました。さらに、大人数の場面に緊張する場面もありましたが、長野中学校の校舎に入り、交流籍の教室で学級の仲間を待つ姿もありました。その後、学級の生徒と挨拶を交わし、自己紹介をする場面もありました。
交流後の生活記録には、「実際に話したりレクリエーションをしたりする中で、少しずつ仲間と思えるようになった」「違うところ以上に同じところがたくさんあると感じた」「次の交流も楽しみ」といった記述があり、初回の交流が、互いを知り、関係づくりを始める機会となっていたことがうかがえました。
  • 長野中学校と附属特別支援学校中学部
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 今回は、附属特別支援学校中学部の生徒が長野中学校の校舎や各学級に入り、同じ場で同じ時間を過ごし始めた大きな一歩となりました。
取り組みの記録からは、言葉を交わすことだけでなく、相手の様子を見ながら同じ活動に参加したり、好きなものをきっかけに関わったりするなど、それぞれの形でかかわりが始まっていたことがうかがえました。

また、生徒の振り返りからは、今回の取組が、相手のことを知るだけでなく、自分や友達の関わり方について考える機会にもなっていたことがわかりました。
初回ということもあり、一人一人の関わり方や参加の仕方はさまざまでしたが、同じ場に入り、同じ時間を過ごす中で、少しずつつながりが生まれる重要な機会となりました。

 今後も、授業や学校生活の中でこうした関わりをつむぎながら、互いを知り、共に歩む関係を育んでいきたいと思います。

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信州大学教育学部附属特別支援学校内 担当:戸谷