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長野小3の2と特支にじ組の交流及び共同学習
(社会科見学にいこう)

 10月28日(火)に、3の2とにじ組のみなさんで綿半長池店さんに社会科見学に行ってきました。


 生活単元学習の最後の時間、3の2のみなさんが社会科見学の話をしているのを聞いたにじ組の子どもたちが、「僕たちも行ってみたい!」と伝えました。これまでの交流及び共同学習で生まれたつながりから「一緒に行けたらいいね」という気持ちが広がり、合同での社会科見学が実現しました。


 当日は、一緒に大型バスに乗り、綿半長池店さんまで移動しました。店長さんから話をお聞ききし、グループに分かれて見学をスタートしました。先にバックヤードを回ったグループでは、大型冷蔵庫や冷凍庫の中に入らせてもらい、思わず肩をすくめて「さむっ!」と笑いながら伝えたり、少し間をおいて冷気の中に入り、身をすくめるようにして寒さを感じ取ったりしました。また、ブリの解体ショーを行なっていただき、ブリを3枚おろしにする様子を間近で見て、「他の魚はどうやって切るの?」「頭の部分はどうするの?」など、自分から質問をする姿がありました。また、その様子にじっと視線を送り続け、店員さんが切り身を見せてくれると、身を乗り出してさらに見つめる姿もありました。


 店内見学では、焼き芋のいい匂いに引き寄せられながら、野菜やお肉、お惣菜、お菓子など様々な商品を見ました。自分の好きなお菓子を指差して伝える姿、「これって、探しやすいように似てるものをまとめて置いているんじゃないかな?」「同じキムチだけど、すごくいろいろな種類があるね」など、それぞれに感じ取ったことや工夫を伝えたり、メモをしたりしていました。


 最後に買い物学習の一環として、各グループ300円の予算で自分たちの欲しいお菓子も購入しました。自分の好きなものを伝え合う姿、「◯◯さんは何がいいかな?」と尋ねる姿、最後はじゃんけんで決めようと言って、みんなでじゃんけんをして決める姿などがあり、みんなで相談したり、みんなが納得できるように自分たちで工夫したりする姿がありました。 


 店長さんにみんなでお礼の挨拶をして、バスに乗って学校に戻りました。みなさんの感想には、「3の2だけで行くのもいいけど、にじ組のみんなといけるともっと楽しい」「また一緒に出かけたい」「◯◯さんとたくさん話して、もっと仲良しになれてよかった」などの感想がありました。


 社会科等の学習として、「スーパーの工夫を見たり、聞いたりして確かめる」「商品を運ぶ人、並べる人、肉や魚を加工する人、レジをする人など、様々な役割があることを知る」「店の名称やそこで扱っている商品の名前を知る、伝える」「金銭の扱い」「集団行動のマナー」などの多くのことを主体的に学ぶ姿も多数ありました。


 今後も共に学ぶことの意義を大切に考えながら交流及び共同学習を進めていきたいと思います。

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信州大学教育学部附属特別支援学校内 担当:戸谷