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環境への取組み推進と企業に求められるGXを学ぶ「環境視察研修会」の実施

 本学と株式会社東急不動産R&Dセンターが締結した「リスキリング教育短期プログラム契約」に基づき、企業担当者様向けの「環境視察研修会」が東急リゾートタウン蓼科にて開催されました。

 本研修会は、企業における環境対応の必要性が高まる中、環境取組を「これから進めたい」企業、「ワンランクアップしたい」企業の担当者向けに、9月10日(水)と9月24日(水)の2日間で実施。両日とも、午前は①東急リゾートタウン蓼科における環境取組の視察を、午後は②本学教員による「企業に求められるGX」をテーマとした講義、③地域プラットフォーム代表による「環境活動事例と今後の情報開示動向等の紹介」といった専門家からの講義を行いました。

 午前の部では、リゾート施設のバックヤードツアーともいえる東急リゾートタウン蓼科内の環境活動に対応した施設を見学。参加者はコンポスト、上水道設備、間伐材利用バイオマスボイラー 、TENOHA蓼科などの施設を巡り、環境への具体的な取り組みについて、事業担当者より説明を受け、実際にリゾート施設内で使われているエネルギー源や天然の水資源の実情を体感しました。
 午後の部では、ホテル内のセミナールームにて講演を実施。本学グリーン社会協創機構特任教授夫馬賢治氏が登壇し、9/10の「学びコース」では第1部『環境サステナビリティの危機』、第2部『環境サステナビリティと企業経営』、9/24の『ステップアップコース」では第1部『地域の環境サステナビリティ』、第2部『環境サステナビリティと企業経営』をテーマに基調講演が行われ、気候変動や生態系の危機といった環境に関する全般的な話題から、これを受けて「なぜいま企業において、環境に関する取り組みが必要なのか」について専門的な視点から説明しました。続いて、一般社団法人 諏訪広域脱炭素イノベーション協会代表理事の元木 誠様による『環境活動事例紹介とGX経営ロードマップ』(9/10)/ 『環境活動事例紹介・守りと攻めのGX経営』(9/24)の講演も実施され、企業におけるGX経営の進め方について学ぶ機会も提供されました。

 この研修会が、企業の環境への取り組みを推進する一歩となれば幸いです。

バイオマスボイラー 散策のようす
夫馬先生講義 2日目森の散策
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