今日のぎんれい

【画像の見方】
赤線が衛星「ぎんれい」の軌道。「◎GINREI」が現在の位置で、少しずつ東(右方向)へ動きます。地球の自転に伴い、軌道は画像上、徐々に西(左方向)にずれるため、次の周回軌道は赤線が途切れた位置から表示されます。
黄線は昼と夜の境界。赤道上の※は太陽の位置で、※のある側が昼です。
画像は1分ごとに、最新のものに切り替ります。

本画像はAnalytical Graphics, Inc. (AGI社)の製品「STK」で作成しています。AGI社の厚意により掲載しています。


「ぎんれい」LED点実験〜結果と今後の計画

「ぎんれい」のLED点灯実験の結果や今後の予定については「ぎんれい」プロジェクトページ(下記リンクバナー)において、随時公開しています。是非ご覧ください!

「ぎんれい」LED点灯実験計画と結果



平成26年8月18日~26日のLED点灯実験における「ぎんれい」の軌道

 平成26年8月18日から9月上旬にかけて、主LEDの点灯実験を行います。その実験の前半期間(8月18日~26日)の「ぎんれい」の軌道は図の通りで、南行パス(北西から南東に移動)となります。明るい時は約1等星の明るさになりますので、肉眼でも観測できます。夏の天の川を横切る「ぎんれい」のLED光を是非見てください。モールス点灯(光の点滅)かFSK変調(明るく光ったまま。実際は毎秒約200万回で点滅)のどちらかでLEDを光らせる予定です。
 主LED光の見える範囲は、「ぎんれい」の姿勢が地球磁場に沿うように制御されていますので、主に軌道の東側の限定された地域になりますが、各地から見える星図中の「ぎんれい」の時刻・位置は今後、最新データをもとに随時(1~2日前)掲載します。

8月18日~26日のLED点灯実験における「ぎんれい」の軌道

8月~9月の実験可能パスについて

 8月3日~10日まで、2回目の全日照期間です。8月6日時点で、「ぎんれい」の最高温度は50℃以下に抑えられており、CWビーコンも正常に送信されています。全日照期間が過ぎてもしばらくは月明かりが影響しますので、LED点灯実験は8月20日前後から行う予定です。
 9月は日本上空を夜間に通過するパスがありませんので、LED点灯実験は行いません。衛星内部機器の動作確認等の作業を行います。
今後の具体的な実験予定は全日照期間が過ぎて、「ぎんれい」が正常であることを確認してから掲載する予定です(8月中旬)。

8月~9月のぎんれい実験可能パスについて

7月のLED点灯実験結果

7月21日~31日にかけて、7回のLED点灯実験(第13回~19回)を行いました。

・ 第13回LED点灯実験(7月21日午前0時台のパス)。事前タイマーセット。副LED点灯。天候にめぐまれずLED光確認報告なし。
・ 第14回LED点灯実験(7月22日午後11時台のパス)。リアルタイムコマンドセット。副LED点灯。同上。
・ 第15回LED点灯実験(7月24日午後10時台のパス)。事前タイマーセット。主LED点灯。長野県内は天候にめぐまれず観測不可。 
  宮城県(丸森町)及び北海道(陸別町)で写真撮影及びビデオ撮影に成功。
  画像を別途示します(丸森町から撮影された「ぎんれい」の主LED光。陸別町から撮影された「ぎんれい」の主LED光(動画と静止画)。
・ 第16回LED点灯実験(7月26日午後10時台のパス)。事前タイマーセット。主LED点灯。天候はおおむね良好。
  長野県内は可視範囲外のためLED光確認できず。
  また、宮城県、神奈川県内でも確認できなかった旨の報告を受ける。
・ 第17回LED点灯実験(7月27日午後10時台のパス)。事前タイマーセット。副LED点灯。九州地方上空を通過。
  台風の影響で天候にめぐまれずLED光確認ができなかった。
・ 第18回LED点灯実験(7月29日午後9時台のパス)。事前タイマーセット。副LED点灯。九州地方上空を通過。LED光確認報告なし。
・ 第19回LED点灯実験(7月31日午後9時台のパス)。事前タイマーセット。主LED点灯。九州・四国・中国地方上空を通過。LED光確認報告なし。

宮城県丸森町で撮影された「ぎんれい」

第15回LED点灯実験で撮影された「ぎんれい」の主LED光(モールス点灯)

※このページは「ぎんれい」の現在地を表示するため、1分ごとにリロードされる仕組みになっています。動画再生中にリロードされてうまく視聴できない場合はYouTubeチャンネル(http://youtu.be/Io3j8M-P5_g )からご覧ください。


銀河の森天文台で撮影された「ぎんれい」

5月・6月の実験結果

5月28日から6月4日にかけて、副LEDの点灯実験を行いました。その中で、5月28日の第6回実験では岡山県から、6月1日の第10回実験では富山県と岡山県で撮影に成功しました。その画像を示します。

こうま座の中を移動する「ぎんれい」
や座の中を移動する「ぎんれい」
富山市天文台

富山市天文台(富山市三熊49-4)
http://www.tsm.toyama.toyama.jp/tao/


画像をクリックすると、約1分間の動画が見られます。光のモールスを解読してみて下さい。
※このページは「ぎんれい」の現在地を表示するため、1分ごとにリロードされる仕組みになっています。動画再生中にリロードされてうまく視聴できない場合はYouTubeチャンネル(http://youtu.be/VEKpbD8_8WI)からご覧ください。

撮影データ:
日時:2014年6月1日午前0時42分40秒
望遠鏡:富山市天文台1m望遠鏡(口径1000mm、焦点距離8000mm)
    口径について:光を2分割しているので実質口径は約700mm
     焦点距離について:f=60mmのアイピースとf=6mmF0.8のビデオレンズにより800mmに変換
ビデオカメラ:WATECのWAT-100N
視野:直径で約22arcmin
限界等級:約11等
撮影者: 富山市科学博物館附属富山市天文台 林 忠史 主査学芸員(天文担当)


4月・5月の実験結果


(第2回および第5回LED点灯実験)

4月、5月の実験結果


太陽を反射して光るぎんれい

 「ぎんれい」はLEDを点灯させて自分で光を出す唯一の人工衛星ですが、光を出していない時でも観察することができます。

 明け方あるいは夕方で地上が暗い時、高度数百km上空を移動する人工衛星には太陽光があたるため、その反射光が見えるからです。

 4月23日午前3時13分頃、岡山県総社市で倉敷科学センター三島和久学芸員が太陽光を反射した「ぎんれい」の撮影に成功しました。これは「ぎんれい」の下面のアルミ表面に反射した光で、4~5等星の明るさで見えるようです。

 詳細は信大HPトピックスをご覧ください。
http://www.shinshu-u.ac.jp/topics/2014/04/post-661.html






光学追跡ネットワーク構築、プロ・アマを問わず、一般の方も参加できる宇宙通信を実現します

信州大学工学キャンパス(長野県長野市)における可視光送受信局とバックアップ局(例えば、長野県伊那市)での通信、また移動式受信局(専用車両)による通信も計画しています。さらに、JAXA・NICT・天文台等の大型望遠鏡による受信局網も構築いたします。

衛星の光が見える範囲、移動式受信局で広がる多彩な活用法

  • ・衛星軌道は高度400km、軌道傾斜角65度です。
  • ・衛星から真下を照らした場合、その光の広がりは直径約40kmとなり、その範囲内にいる人は衛星の光を見る事が可能です。
  • ・地心指向で通過する場合は数秒間。衛星の姿勢制御で地上局を指向すると数分間の通信が可能です。
  • ・移動式受信局を利用した場合、各地域に移動して衛星からの光を受光して通信を行う事が出来ます。
  • ・この光を高速で点滅させる事により、いろいろな情報を送る事が出来ます。また、モールス信号でゆっくり点滅する光を直接目で見る事ができ、衛星からのメッセージを皆さんが読み取る事が出来ますし、また専用の受信機を向ける事により衛星が発信する音楽を聴く事も可能となります(計画中)。
  • ・メッセージを衛星に届け、その内容を目で見える光として、希望する時間、場所に送ることもできますし、その他いろいろなイベントが検討されています。多くの人が注目する衛星になるでしょう。