11月15日~22日にかけて、7回の主LED点灯実験(第50回~56回)をFSK変調で行いました。
 また大気圏再突入予定の11月24日午後6時30分頃に北海道上空を通過する可能性があったため、第57回LED点灯実験として、モールス点灯を行うように事前にコマンド設定しましたが、その約1時間45分前の午後4時45分(日本時間)にトルコ北部上空で大気圏に再突入しました。「ぎんれい」からの電波は、当日の午前10時50分のパスが日本における最後の受信で、また午後2時50分に南アフリカ局で受信されたものが「ぎんれい」の最後のメッセージになりました。アマチュア無線家佐藤氏から提供されたWebSDR受信報告を示します。この時の「ぎんれい」の温度は約60℃に上昇していましたが、「JR0ZST SHINDAISAT GINREI」と送信し続け、最後まで正常に機能していました。
 打ち上げから大気圏再突入4時間37分前までの高度変化をグラフに示します。また直前の7日間の詳細も示します。当初の予測は11月22日~25日としてきましたが、最終的には11月24日となりました。

DK3WNプログより
 Monday, November 24th, 2014 by DK3WN in ShindaiSat |
 space-track.org decay_msg
 NORAD DECAY_EPOCH REV DIRECTION LAT LON
 39572 2014-11-24 07:45:00   4245 ascending 41.4 42.1
 日本時間
 平成26年11月24日午後4時45分
 4245周回
 北緯 41.4度、東経 42.1度:トルコ北部(グルジアとの国境近く)

ぎんれい大気圏再突入の時刻ぎんれい大気圏再突入の場所




ぎんれい最後のメッセージ14:53JST 南アフリカのWebSDRで受信
(JA0CAW佐藤氏)







ぎんれい最後のメッセージ (拡大)