9月から12月までの実験可能期間を別図に示します。
9月上旬は月明かりの影響がありましたが、9月4日までLED点灯実験を行いました。その後夜間のパスが無く、10月上旬は月明かりの影響を受けますので、次回シリーズは10月中旬からになります。その後11月後半、12月後半が実験可能期間です。
本年2月28日に7大学の超小型衛星が打ち上げられましたが、4月にSTARS-II(香川大学)、5月にKSAT-2(鹿児島大学)、6月にITF-1(筑波大学)、7月にOPUSAT(大阪府立大学)、9月にINVADER(多摩美術大学)が既に大気圏に突入し消滅しています。残りは「ぎんれい」とTeikyoSat-3(帝京大学)の2機になりました。その中で、「ぎんれい」は最後まで残ると思われますが、それでもあと数カ月の寿命です。「ぎんれい」は当初、一日あたり300m程度の割合でその高度を下げていましたが、9月10日現在は近地点高度が330kmを切り、その降下する値も大きくなっています。いつ大気圏に突入するか正確に予測することは困難ですが(太陽活動に大きく影響される)、現時点での大まかな予想として12月頃とみています。
10月からは天候も安定すると思われますので、この期間中にぜひ多くの方に「ぎんれい」からのLED光を見ていただきたいと思います。全国各地の皆様からの観測の便りを待っています(「見えない」という情報も大切です)。

中島厚
ぎんれいプロジェクトマネージャ
〒380-8553 長野市若里4-17-1
信州大学工学部
Tel:026-269-5183
E-mail:anmobile@shinshu-u.ac.jp
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平成26年9月                                                           (株)アストロアーツ/ステラナビゲータ使用

平成26年9月ぎんれい実験パス

平成26年10月

平成26年10月実験パス

平成26年11月

平成26年11月実験パス

平成26年12月

平成26年11月実験パス