信州初の超小型衛星「ShindaiSat」誕生までのあゆみ

平成20年に寄附講座が設置されました

多摩川精機(株)並びに萩本博幸会長の寄附により、信州大学大学院工学系研究科に設置:モバイル制御講座(多摩川精機・萩本寄附講座)
(平成20年4月~平成25年3月まで)。

そして、衛星開発の技術を蓄積

民間が開発している地球観測衛星ASNARO搭載用ジンバル装置の開発を多摩川精機(株)と信州大学が受託。信州大学は熱設計・解析を主担当。学生が衛星搭載機器開発の技術習得。

同時にスペシャリストも育成してきました

信州大学担当教員(中島教授、酒匂准教授、橋本非常勤講師)は我が国における超小型衛星開発において多くの実績を有しており、学生、民間企業の指導・育成が可能。
2010年度開催された第18回衛星設計コンテスト設計部門で信大衛星「こもれび」が電子情報通信学会賞を受賞。

信州大学大学院理工学研究科電気電子専攻の院生と記念撮影。(H24.6)

平成23年12月14日、HーⅡA相乗り副衛星のJAXA採択を受けて、記者会見。長野県内で大きな話題になりました。


ここまでに多くの開発ドラマが・・・信大が設計した衛星ファミリー

「3度目の正直」で、40cm級超小型衛星(可視光通信実験衛星)が見事HーⅡA相乗り副衛星に採択されました。

50cm級超小型衛星「こもれび」
50cm級超小型衛星「こもれび」
  • ・森林観測ミッション(地上分解能GSD:5mクラス)
  • ・LED可視光通信によるデータ伝送
  • ・第18回衛星設計コンテスト(平成22年)設計部門電子情報通信学会賞

2U サイズ(10cm×10cm×20cmサイズの可視光通信実験衛星)
2U サイズ(10cm×10cm×20cmサイズの可視光通信実験衛星)
  • ・衛星・地上間のLED可視光通信実験(ダウンリンクのみ)
  • ・能動姿勢制御なし。各面にLED
  • ・平成24年度「きぼう」放出ミッションとして提案(不採択)

30cm級超小型衛星(可視光通信実験衛星)
30cm級超小型衛星(可視光通信実験衛星)
  • ・衛星・地上間の双方向LED可視光通信実験
  • ・アマチュア無線通信サービス
  • ・地球撮影
  • ・平成25年度H-IIA相乗り副衛星として打上げ予定
  • ・その後40cm級超小型衛星として現在開発中(右図)

「ShindaiSat」最新モデルイメージ

「ShindaiSat」最新モデルイメージ

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