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トピックス詳細

腎臓内科の青村大輝医員が日本腎臓学会 若手基礎研究フォーラム2023で優秀発表賞を受賞しました

2023.09.29

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青村大輝医員(右)と腎臓内科 診療教授の上條祐司 先生

 2023年8月26日に開催された日本腎臓学会 若手基礎研究フォーラム2023において、腎臓内科の青村大輝医員らの研究発表が、「優秀発表賞」を受賞しました。同会は本年より創設された、日本腎臓学会によるコンペティション形式の発表大会・褒賞制度です。

 核内受容体PPARαは主に脂肪酸代謝を司っており、臓器のエネルギー代謝を調節する作用を持ちます。今回、青村医員の所属する腎臓内科と国際医学研究推進学の研究チームは、腎臓(近位尿細管)特異的にPPARα遺伝子を欠損したマウスを作成し、これらを用いて、腎臓のPPARαが、①腎障害の重症化を阻止していること、②腎臓以外の全身臓器のエネルギー代謝にも関与していること、を発見しました。慢性腎臓病(CKD)患者では腎臓のPPARα発現が低下していることが知られており、本研究の成果は、CKD患者の腎臓病進展・全身合併症発症のメカニズム解明に繋がる可能性があります。
 研究成果・発表内容は大会でも高く評価され、青村医員らは同会の「優秀発表賞」を受賞されました。

受賞演題
「近位尿細管のPPARα欠損が腎臓病進展機序と全身性代謝に与える影響について」