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イベント公開講座情報詳細

3月6日(金) 【3/5開催 Round Tableの時間を訂正しました】 第1回バイオメディカル研究所国際シンポジウム「シナプス:分子から病態へ」のお知らせ

2015.02.09

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第1回バイオメディカル研究所国際シンポジウム「シナプス:分子から病態へ」のお知らせ

バイオメディカル研究所
所長 齋藤直人

 第1回バイオメディカル研究所国際シンポジウムを全教職員・大学院生・学生を対象に、下記の通り開催いたします。今回のシンポジウムではドイツと中国から来日した2名の専門家を交えて、近年著しく研究の発展が見られた神経シナプスについて、その経緯と最近の研究成果を発表いたします。ご多忙中とは存じますが、万障お繰り合わせの上、ご参加賜りますようお願い申し上げます。
 併せて3月5日(医学部基礎棟5階、第2会議室13:00~)にはドイツ、中国のシナプス研究や神経科学研究についてのディスカッションも予定しています。ドイツ国内や上海交通大学との研究交流、留学をお考えの先生方は是非ご参加下さい。詳しくは鈴木(下記)までお問い合わせ下さい。

第1回バイオメディカル研究所国際シンポジウム
●日時:平成27年3月6日(金)13:00~16:35
●場所:信州大学旭総合研究棟9階 講義室AB

〒390-8621 長野県松本市旭3-1-1

●参加無料、事前登録不要

●プログラム:
1. 開会の挨拶 13:00~13:05

信州大学医学部長 池田修一

2. 趣旨説明 13:05~13:10

信州大学バイオメディカル研究所神経難病学部門教授 鈴木龍雄

3. 講演(座長 鈴木龍雄、田渕克彦)

(1)鈴木龍雄 (信州大学バイオメディカル研究所神経難病学部門)

Molecular and structural bases for synaptic plasticity
13:10~13:50

(2)Daniela C. Dieterich(ドイツ)

Deciphering neuronal and astroglial proteome dynamics with a click
13:50~14:40

休憩    14:40~15:00

(3)田渕克彦 (信州大学バイオメディカル研究所神経難病学部門)

Immaturation of synapse: as a new molecular pathophysiology of autism.
15:00~15:40

(4)Weidong Li (李衛東) 教授 (中国)

Animal modeling approaches to neuropsychiatric disorders: Connected pathways emerging from DISC1, BCL9 and PHF8 mouse models
15:40~16:30

4.  閉会の挨拶 16:30~16:35

信州大学バイオメディカル研究所神経難病学部門長 矢﨑正英

●開催趣旨:
 最近までの約30年の、記憶・学習メカニズムに関する研究の発展にはめざましいものがあり、記憶や学習といった脳の高次機能が分子のレベルで説明可能となってきた。今日までに、記憶・学習の過程において、神経細胞におけるシグナル伝達能力が可塑的に変化するという“記憶成立の原理”が明らかになった。さらに、神経細胞の神経伝達脳能力の可塑的変化は精神活動の全てに関係すると考えられるようになっている。未来の神経科学研究は、この発展の延長線上に、記憶や心の異常の原因や病態を分子のレベルで解明し、分子のレベルで治療する方向に向かっている。
 本シンポジウムでは、近年までに分子レベルでの理解と,脳高次機能との関わりの解明が著しく進んだ“シナプス” にフォーカスし、その分子、構造、異常を扱う。そこで、分子レベルでのシナプス研究と、精神疾患モデル動物を使った “シナプス病”の病態解明の一端を紹介する。ドイツと中国から2名の著名なシナプス研究者の講演を交え、神経難病学部門からは2名が講演する。

●ポスター(PDF 1.03MB)

Round Table

●日時:平成27年3月5日(木)13:00~16:00
●場所:信州大学医学部基礎棟5階 第2会議室

〒390-8621 長野県松本市旭3-1-1

●参加無料、事前登録不要

●プログラム: ※(2月19日付) プログラム中の時間を訂正いたしました
1. 趣旨説明 13:00~13:05

信州大学バイオメディカル研究所神経難病学部門教授 鈴木龍雄

2. バイオメディカル研究所,神経難病(BSIND)の紹介 13:05~13:15

信州大学バイオメディカル研究所神経難病学部門長 矢﨑正英

3. 神経難病学部門紹介各論

アミロイドーシス領域 13:15~13:30

・信州大学バイオメディカル研究所神経難病学部門教授 樋口京一

シナプス学領域 

・信州大学バイオメディカル研究所神経難病学部門/分子細胞生理学准教授 植村 健
13:30~13:45
・信州大学附属病院遺伝子診療部講師 中村勝也
13:45~14:00

休憩 14:00~14:10

4. 中国のシナプス研究 14:10~14:30

上海交通大学バイオX研究所 教授 Weidong Li

5. ドイツのシナプス研究, SynProt Database紹介ほか 14:30~14:50

Otto-von-Guericke-University  Daniela C. Dieterich

6. 総合討論

●Round Table開催趣旨
 第1回BioMedical 研究所国際シンポジウムにともなうラウンドテーブルでは、主として、バイオメディカル研究所・神経難病学部門の研究者、Otto-von-Guericke-University (ドイツ)からProf. Daniela Dieterich、上海交通大学バイオX研究所 (Bio-X institute、 Jiao-Tong University)から李衛東(Weidong Li)教授の参加のもと、互いの研究について研究環境も含め、総合的に意見交換を行う。また、アメリカにおける研究活動は比較的知られているが、ヨーロッパにおける神経系科学研究については日本ではあまり知られてない。アメリカと同様、ドイツにも古くから独自のシナプス研究のグループが存在感を示している。今回は、ドイツにおける神経研究の歴史、現在の状況を知り、今後の動向を探る良い機会である。また、最近、膨大な科学研究投資がなされ、今後の著しい発展も期待される中国の神経科学の状況についても知る良い機会である。このラウンドテーブルは、世界各国との将来の研究協力、学生・研究者交流、を考える上で、貴重な情報となると考えられる。
 これらのシナプス研究者、神経研究者の意見交換が、今後の研究面での交流を促進する一助になれば、と期待している。

●お問い合わせ先
信州大学バイオメディカル研究所
担当:小澤
Tel:0263-37-3548、 FAX:0263-37-3549
E-mail:biomedical@shinshu-u.ac.jp(@を半角に直して送信してください)

または、
信州大学バイオメディカル研究所神経難病学部門 鈴木龍雄 (併任) 
Tel: 0263-37-2683 (直通)
E-mail:suzukit@shinshu-u.ac.jp(@を半角に直して送信してください)

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