緫合医理工学研究科
遺伝子・細胞治療研究者養成コース(博士課程)
対象職種/分野
医師、歯科医師、薬剤師、検査技師、製薬・バイオベンチャー企業社員 など
養成すべき人材像
01
CAR-T療法等のがん免疫療法・遺伝子治療の分子標的・免疫学的作用機序・副作用を理解し実践できる医療人材
02
新規の遺伝子・細胞治療を研究開発できる基礎・臨床研究医、がんゲノム結果および再生医療等製品の創薬・CMO・CDMO・治験に精通した創薬研究者
03
日本遺伝子細胞治療学会の認定医・認定技術士
修了要件・履修方法
修了要件 | 医学系専攻及び生命医工学専攻生命工学分野、生体医工学分野(4年制コース)の科目に加え、コース科目を3単位履修すること。 |
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コース科目の履修方法 | がんプロ全国e-learningクラウドによりWebで授業を履修、北信がんプロ主催のオンコロジーセミナー及び信州がんセンター主催の市民公開講座を受講する。 |
履修科目等
専攻必修・選択科目 | 所属教室の履修要件による科目 |
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コース科目 | がんプロe-learning科目:がん医療現場の課題科目(1単位)、がん予防推進科目(1単位)、新規治療法開発科目(1単位) |
教育内容の特色
日本では遺伝子・細胞治療学に焦点を当てた大学院カリキュラムはきわめて少ない。本コースは、遺伝子・細胞治療の創薬戦略を基礎研究から社会実装までシームレスに修得できる新しい基礎・臨床研究医・創薬研究者養成コースである。本コースでは、遺伝子・細胞治療学の研究手法の講義・演習にとどまらず、知財化、創薬・CMC・CDMO、治験、ベンチャー起業についても、国内第一線の研究者、創薬バイオベンチャー、URAによる講義を行う。米国ベイラー医科大学細胞遺伝子治療研究センターとの人材交流も行う。また、R5年度に新設された日本遺伝子細胞治療学会認定医・認定技術士の養成を目的とする日本初の養成コースである。

指導体制
再生医療等製品の開発経験が豊富な臨床系教員、がん関連教室の基礎・臨床系教員、がんゲノム医療担当の遺伝学医学教室教員、創薬バイオベンチャーの特任教員、URA知財担当者らが中心となり、多角的な指導を行う。
教育プログラム・コース修了者のキャリアパス
がん診療連携拠点病院等において、がんゲノム医療、CAR-T療法・免疫チェックポイント阻害治療等のがん免疫療法に精通した臨床研究医として、北信地域におけるがん医療、並びに日本のがん研究を牽引する。又は、再生医療等製品開発を行っている創薬企業の創薬研究者として、日本の医療産業を牽引する。
コース履修者の選抜方法
医学系専攻医学分野、生命医工学専攻(4年制コース)入学者から選抜する。