信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

PDF 長時間運動時の生理反応に及ぼす影響とその性差

【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.6 Vol.6

 緒言

 従来からの高温環境下における湿度の人体影響の研究に加え,最近,中等温度域においても,生理・心理反応に及ぼす湿度の影響を論じる研究例が報告されている1-4).しかしながら,そのほとんどは男子を対象としたもので,女子の例は少ない.また,運動時の体温調節に及ぼす体力(最大酸素摂取量)の役割りも明らかにされ,性差を論じる際には,男女の体力差を考慮しなければならないことが認められている5).一般に,体温調節において重要な役割をはたす発汗は,女子の方が男子よりもその量が少ないとの報告が多い6,7).しかしながら,この差も,男女の体格差,体力差に由来することも考えられところである.また,体温調節の上からは,単に発汗量を問題にするのではなく,有効な発汗量(すなわち滴下した汗を除く)が問題となる.本報告では,体格及び鍛練の程度がほぼ等しい男女を被検者として,気温30℃における長時間運動時の生理反応に及ぼす,湿度の影響を調べ,かつその性差を論じる.

「デサントスポーツ科学」第6巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 栃原裕*1, 大中忠勝*1, 山崎信也*1, 田中正敏*1, 吉田敬一*1, 小川庄吉*2, 井川正治*3, 伊藤由美*4, 渡辺佳代子*4
大学・機関名 *1 昭和大学, *2 国立公衆衛生院, *3 日本体育大学, *4 日本女子体育大学

キーワード

性差発汗量生理反応無効発汗量総発汗量有効発汗量