心身のストレスに対する競技パフォーマンスの安定性が腸内細菌の構成変化と情緒安定性に関する研究
【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.38 Vol.38】
要旨
大学男子長距離選手を対象に,主観的コンディションの不調時における腸内細菌群の変化があるかどうかを調べた.また,70項目から成る主要5因子性格検査を実施し,情緒安定性尺度と腸内細菌叢の分類変化に関連があるかどうか検討し,現場に役立つ基礎資料を得ることを目的とした.被験者は,主観的コンディションを指標に,普段のコンディション時「通常時」と「不調時」の合計2回,腸内細菌叢分析のための採便を行った.採便は,明らかに風邪に罹患している場合などの体調変化を除き,主観的コンディションを指標に実施した.腸内細菌の分類はT-RFLP法(Terminal Restriction Fragment Length Polymorphism Analysis)を用い,腸内細菌の分類解析を実施した.各選手のパフォーマンスの安定性は,競技記録の変化や練習時の記録から,指導者の主観による10段階評価を行った.また,主要5因子性格検査による情緒安定性尺度とパフォーマンスの安定性との関連を調べた.
「デサントスポーツ科学」第38巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
大学男子長距離選手を対象に,主観的コンディションの不調時における腸内細菌群の変化があるかどうかを調べた.また,70項目から成る主要5因子性格検査を実施し,情緒安定性尺度と腸内細菌叢の分類変化に関連があるかどうか検討し,現場に役立つ基礎資料を得ることを目的とした.被験者は,主観的コンディションを指標に,普段のコンディション時「通常時」と「不調時」の合計2回,腸内細菌叢分析のための採便を行った.採便は,明らかに風邪に罹患している場合などの体調変化を除き,主観的コンディションを指標に実施した.腸内細菌の分類はT-RFLP法(Terminal Restriction Fragment Length Polymorphism Analysis)を用い,腸内細菌の分類解析を実施した.各選手のパフォーマンスの安定性は,競技記録の変化や練習時の記録から,指導者の主観による10段階評価を行った.また,主要5因子性格検査による情緒安定性尺度とパフォーマンスの安定性との関連を調べた.
「デサントスポーツ科学」第38巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 | 松生香里*1, 岡崎和伸*2, 後藤一成*3, 高尾憲司*3, 佐藤浩*4 |
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大学・機関名 | *1 東北大学, *2 大阪市立大学, *3 立命館大学, *4 近畿大学 |
キーワード