お知らせ

第69回「医学教育セミナーとワークショップ」を開催しました

医学教育研修センターは、岐阜大学医学教育開発研究センター(MEDC)との共催で、8月18日(土)から19日(日)の2日間にわたり、「第69回医学教育セミナーとワークショップin信州大学」を開催し、全国各地から総勢209名の参加者・講師が集い、計6つのワークショップとセミナーを実施しました。 

ワークショップでは、模擬患者交流、学生・スタッフ対応、研修デザイン、Post CC OSCEなど、多彩なテーマについて活発な論議がなされました。

中でも「卒後臨床研修事務職員の役割:ペーパーワークを越えて」のワークショップは、全国の臨床研修事務担当者・医師等35名が参加し、まずは役割について意見交換・情報共有したのち、先進的な研修事務の取組、医師が求める事務担当者の役割、研修医の生の声及び研修医を確保するための工夫などについてセッションが行われました。臨床研修が必修化して14年が経過し、今後ますます重要になりつつある役割について一緒に考えるとても良い機会となりました。

また、セミナーには、国内の障害学生支援の一人者としてご活躍の信州大学教育学部の高橋知音先生を迎え、『支援ニーズがある学生や医療者への具体的対応を学ぶ』のテーマでご講演いただきました。障害のある学生を支援する法的根拠や支援の基本的な合理的な配慮について、また具体的な配慮事例や医療系学生の実習での工夫されたことについて詳細に説明されました。日ごろから対応について悩んでいた参加者にとっては大変意義のあるセミナーとなり、今後大学や医療者支援に生かしていきたいという声が大いに上がりました。

その他、開催内容は以下の通りです。

 セミナー

支援ニーズがある学生や医療者への具体的対応を学ぶ
【講師】 高橋知音(信州大学教育学部)
 ワークショップ1

模擬患者大交流勉強会
【企画】 藤崎和彦・早川佳穂(MEDC)
 ワークショップ2

発達障害のある医療系の学生・スタッフへの対応
【企画】 高橋知音・篠山大明(信州大学)、芳賀 了(長野県立病院機構)、川上ちひろ(MEDC)
 ワークショップ3

現場に役立つ研修をデザインする
【企画】 清水郁夫(信州大学)、淺田義和・八木街子(自治医科大学)、三原 弘(富山大学)
 ワークショップ4

学びに誘う、学びを深める ※MEDCフェローシップ限定
【企画】 今福輪太郎・西城卓也(MEDC)、西屋 克己(関西医科大学) 増田 多加子(東京薬科大学) 
 ワークショップ5

卒後臨床研修事務職員の役割 :ペーパーワークを越えて
【企画】 青野真弓(聖路加国際病院)、室谷嘉一(東北医科薬科大学)、増田雄一(信州大学)、金子祥子(藤田保健衛生大学病院)
 ワークショップ6

Post CC OSCEの課題を作成しよう
【企画】 森 淳一郎(信州大学)、岡崎史子(東京慈恵会医科大学)、清水郁夫(信州大学)

なお、次回第70回は11月3日(土)〜4日(日)の2日間、自治医科大学にて開催されます。

名称未設定.png 講演される高橋先生

ws4.png 成果発表するワークショップ4受講者

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