お知らせ

第61回医学教育セミナー(岐阜大MEDC)

平成28年8月19日〜20日にかけて、第61回医学教育セミナーとワークショップが岐阜大学医学教育開発研究センターにて開催されました。セミナー「世界標準の臨床実習はこれだ」で多田剛センター長が 前野哲博先生(筑波大学)とともに登壇し、本学の診療参加型臨床実習について講演致しました。

また当センターの多田剛・清水郁夫・森淳一郎が、淺田義和先生(自治医科大学)とともに、ワークショップ「授業方略ピアレビュー大会」を実施致しました。

セミナー1 世界標準の臨床実習はこれだ

日  時  2016年8月19日(金)17:15〜18:45
会  場  医学部記念会館 2階

信州大学の取り組み:多数の地域病院と連携して1診療チームに1学生を配置する新しい臨床実習

講師 : 多田 剛(信州大学)

概要:

診療参加型臨床実習を実現するために信州大学は平成19年度から県内の33地域病院と臨床実習にする教育協力協定を結び、6年次前期に1診療チームに1学生を配属する方針で4週間を1コースとする選択制臨床実習を3コース開始した。平成27年度からは臨床実習を4年次後期から開始し、5年次後期に150通りの新しい臨床実習コースを追加することで72週間の実習期間を確保した。また診療科毎に独自の到達目標を定め、地域病院毎にその全医師を対象として新しい臨床実習の説明会を3回開催して協力を求めてきた。さらに形成的な評価を充実させるためにポートフォリオを導入した。平成29年度より、4年次後期から1年間の前期臨床実習も外科、内科あるいは部位別の専門診療科の実習を4週間毎に集約化し、診療参加型実習へ移行する予定である。

ワークショップ 授業方略ピアレビュー大会

日  時  2016年8月19日(金)13:00〜17:00、20日(土)9:00〜12:30
会  場  教育・福利棟 3階 3F 講義室
企  画  多田 剛・清水郁夫・森淳一郎(信州大学)、淺田義和(自治医科大学)
対  象  大学、専門学校等で授業統括に関わる教員。専攻は問わない
参 加 者  12名

概要:

アクティブ・ラーニング、e-ラーニングの授業への応用、反転授業等、新たな授業方略の導入が叫ばれて久しいものの、個々の授業に何をどのように取り入れるかについての議論はまだ深める余地があります。そもそも授業とは学生の学習活動の支援であることを考えれば、どの方略を導入するかではなく、教科のアウトカムや教員の特性などを考慮して授業を個別化させる取り組みの一部として議論されるべきではないでしょうか。今回は様々な授業方略の特性と限界を横断的に整理し、具体的に個々の授業に即した授業手法を構築することを目指します。参加者に授業の概要(既存のものも構想段階のものも歓迎)を持参していただき、改善案を作成する過程を通して上記の目標を目指します。

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