第60回信州放射線談話会が開催されました
ミニレクチャーの 岡嵜先生   表彰式にて
 平成28年12月17日、信州大学医学部附属病院会議室にて、第60回信州放射線談話会が開催されました。本会は長野県内の放射線科医が一堂に会し、各施設での貴重な症例や研究成果などを発表するとともに会員相互の交流を深めることを目的として、年に2回行われています。
 今回の一般演題は診断が2題、IVRが3題、治療が3題と多彩で、当教室からは、中村真菜先生が「乳癌術後照射後に生じた器質化肺炎の検討」、私が「肝細胞癌に対するDCBead®を用いたTACEの当院での初期経験」を発表しました。私達以外の演題も充実した内容で、関連施設でどのような医療が行われているかを知ることができたとともに、発表後の活発な質疑応答で知識を深めることができました。
 最後に、岡嵜洋一先生によるミニレクチャー「肝癌定位照射に関連して、ちょっと知っておきたいこと二つ」が行われました。岡嵜先生の長年にわたる経験から醸し出されたメッセージが随所に盛り込まれた素晴らしい講演でした。
 参加者の投票による優秀演題賞には、鈴木建史先生(諏訪十字病院)の「N-butyl-2-cyanoarcylateで前上膵十二指腸動脈を塞栓したHemosuccus Pancreaticusの1例」、私の上記発表、伊奈廣信先生(長野市民病院)の「当院における子宮頸癌に対する画像誘導小線源治療(IGBT)についての検討」、ならびに古川智子先生(長野県立こども病院)の「当院における小児超音波検査の現状~1000例を経験して~」が選ばれました。
 閉会後の情報交換会では関連施設の多くの先生と交流を深めることができ、楽しく充実した時間を過ごせました。
 (一戸)
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