宮山士朗先生による肝動脈化学塞栓術ライブデモンストレーションを開催しました
ライブデモ中の宮山先生(中央)   宮山先生を囲んで
 2016年11月9日(水)信州大学医学部附属病院にて福井県済生会病院 放射線診断科部長 宮山士朗 先生を御招きし、肝動脈化学塞栓術(transcatheter arterial chemo-embolization: TACE)ライブデモンストレーションを開催致しました。
 肝予備能、腎機能を考慮した多発肝細胞癌に対するTACEの治療戦略、選択困難な供血枝へのアプローチを目前にて披露して頂きました。「薬剤動注時に時間を掛け、それ以外の時間を短くする」との御言葉の通り、手技中に全く迷いは認めず、淀みなく施行しておられ、それを可能とする術前の画像の読み込みの深さを感じました。また実際に福井県済生会病院にて使用しているキットを用いましたが、キットを開けて準備をする際にも一部分からの注入にてワイヤー・シースへの生理食塩水の同時注入が出来たりするなどの必要のない時間を極力省く工夫がされており、大変驚嘆しました。
 夜は食事会にて昔話を肴にお酒を飲み、交流を深めました。高名な先生の手技を助手として間近で拝見する貴重な機会を頂き感謝すると共に、得た経験を今後の治療に活かしていきたいと思いました。(雄山一樹)
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