平成27年12月19日に信州大学医学部附属病院外来棟4階大会議室にて、第58回信州放射線談話会が開催されました。本会は年2回、県内の放射線科医が集まり、各施設での貴重な症例や研究成果などを報告し交流を深める会です。
当教室からは私が「側頭骨に発生した軟骨芽細胞腫の1例」、一戸先生が「子宮頸癌術後放射線治療における強度変調放射線治療と三次元原体放射線治療の比較」を発表しました。また、最近、恒例となりました参加者の投票による優秀演題賞には、小諸厚生総合病院 丸山雄一郎先生「逐次近似再構成(MBIR)法を用いた2.5
mm厚以下の低線量薄層CT画像は、肺の気腫性変化の定量に使えるか。」、長野市民病院 深澤歩先生「前立腺癌に対する密封小線源治療成績~1000例を経験して~」、長野赤十字病院 酒井克也先生「当院における肝癌定位照射の現状」の3つが選ばれました。
最後に、角谷教授によるミニレクチャー「専門医制度改革について」が行われました。これから過渡期を迎える専門医制度の詳細を理解でき、患者さんから信頼される医療を提供するためにはどうすべきか、今後の専門医のあり方を考えさせられる内容であり、身の引き締まる思いがしました。
終了後の懇親会では他施設の先生方と交流でき、今後の長野県医療をより良くすべく、有意義な議論を交わすことが出来ました。(田端 克彦)
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