第57回信州放射線談話会が開催されました。
発表をする青沼先生   得票数第1位を獲得した田端先生
 平成27年5月16日、飯田市立病院南棟3階講義室にて、第57回信州放射線談話会が開催されました。この会は長野県内の放射線科医が集まり、各施設での貴重な症例や研究成果などを報告する会として年2回開催されています。
 演題発表はIVRのセッションと診断/放射線治療セッションの2部で構成されています。信州大学医学部画像医学教室からは、田端克彦先生が「乳癌患者に生じたPulmonary tumor thrombotic microangiopathy (PTTM)の1例」、私が「頭皮原発血管肉腫に対する化学放射線療法」をそれぞれ発表しました。
 最後に小岩井慶一郎先生によるミニレクチャー「当院における高精度放射線治療システム導入とその運用について」が行われました。信州大学医学部附属病院での放射線治療システムの進歩、歴史、機器更新の過程やその際に生じた課題を紹介するという内容でした。当時の写真、放射線治療や法律の知識を交えながら、現在運用されている放射線治療システムを詳細にわかりやすく講演してくださいました。今日の放射線治療を機器の導入から学べる貴重な時間となりました。
 その後の懇親会では、私を含めた新入医局員5人の挨拶があり、参加者の投票による優秀演題賞3題が発表されました。今回の得票数第1位を獲得したのは、当教室の田端先生の演題でした。PTTMという稀な疾患であり文献考察を交えたとても興味深い内容であったのが、多くの支持を得た理由と思いました。
 私個人の感想としては当教室へ入局後、初の談話会への参加でした。演題発表はどれも大変興味深く、自身初の発表も経験することが出来ました。また懇親会でも県内の放射線科の先生と交流を深めることができました。また、放射線科医として今後の長野県の医療に貢献できる様、より一層日々精進しようと思いました。(青沼宇倫)
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