平成23年12月17日、信州大学医学部附属病院外来棟4階大会議室にて第50回信州放射線談話会を開催しました。長野県内の放射線科医が一堂に会し年2回開催される研究会であり、今回は50回目という節目の会でありました。
放射線診断/IVRおよび放射線治療それぞれの分野から貴重な症例の報告や施設での検討の報告など、他施設で行われていることなどを知ることができ、大変勉強になる、いつもと変わらず充実した内容の発表がありました。当講座からは小松先生が「傍椎体領域に発生した頸部脊索腫の1例」を報告され、私が「前立腺癌外照射における至適 planning target volume の検討」を報告いたしました。
また、今回は記念講演として、当講座から藤永先生が「アメリカ留学を終えて」、角谷教授が「放射線医学 --- 10年を振り返って」と題してご講演されました。講座や病院の今までの10年を振り返りつつ、これから目指す人もいると思われる留学の様子を垣間見ることができました。
研究会後の懇親会では、長野県内の放射線科の先生方と意見交換も含めたお話しすることができ、また、先輩の御結婚報告があったりと、普段は様々な施設で仕事をしている県内の放射線科医が交流を深めるという当初の目的に適った会であると実感しました。
今年1年と今までを振り返り、今後の発表などに向け課題が見つかり、今後につながる研究会になりました。(小沢)
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