第69回 日本医学放射線学会総会 
広大な機器展示会場!   書籍コーナー
仲間との語らい   美しい横浜の夜景と・・・
 平成22年4月8日(木)〜11日(日)にパシフィコ横浜で開催された、第69回 日本医学放射線学会総会に参加しました。
 この時期の横浜としては浜風が冷たく感じられましたが、会期半ばからは春の陽気が回復し、会場脇に植えられた桜が心を和ませてくれました。
 本大会は日本放射線技術学会と併催され、放射線科医師、放射線技師が集う大規模な学術集会です。その他にも放射線医学に関心の高い卒後臨床研修医、学生の姿も数多く見受けられました。展示会場ではCT,MRI等の最先端の検査機器や、読影レポートシステム、さらには3次元で画像を表示するビューワーなどの紹介もあり、各メーカーのブースはまるでモーターショーを思わせる熱気に包まれていました。
 私は大会2日目に、「STIR冠状断をもちいた、アルツハイマー病の簡便な画像評価法」について口演しました。日本でもアルツハイマー病患者の増加が予想され、早期診断治療が重要になってきています。今回の研究発表は検査装置に依存せず臨床に役立つ画像評価方法を考案したもので、少なからぬ反響がありました。
 学会では、お昼の時間帯にランチョンセミナーが開催されます。数あるセミナーの中でも、私も参加した高原太郎先生の「機関車トーマスのよみ・かき・論文」と題した講演は大人気でした。講演では単に英語の用い方にとどまらず、研究内容をまとめる上で、必要な事柄をわかりやすく説明され多くの研究者にとって、貴重な内容であったと思います。
 学会は活気に溢れ、自身の臨床研究を発表することで研究の方向性も確認することができました。夜は居酒屋で語らい、夜景を楽しみ、日頃の多忙からの解放感を味わったのはいうまでもありません。来年も,是非参加したいと思います。(金子)

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