第43回甲信放射線医学研究会に参加しました。
研究会に参加された先生方  
第43回甲信放射線医学研究会が,平成29年11月11日(土)に八ヶ岳ロイヤルホテルにおいて開催されました.この会は山梨県と長野県の放射線科医が毎年1回,合同で行っている研究会であり,今年は山梨県の主催でした.
研究発表では,当教室からは鈴木が「動脈塞栓術が有効であった非虚血性持続勃起症の3例」を発表しました.非常に稀な症例であることから,塞栓位置や強度に関して活発な討論がなされました.
画像読影セッションでは,長野県及び山梨県からそれぞれ2題ずつの出題があり,良問から難問まで様々で,討論も大変盛り上がりました.当教室からは中村真菜先生が,急性胆嚢炎をきっかけに診断された多発性内分泌腫瘍症1型の症例を出題しました.急性疾患では症状の原因ばかりに目が行きがちですが私たち放射線科医にとっては,撮像範囲を丹念に隈なくみて見落とされがちな偶発所見を発見し,必要な追加検査を提案することも重要です.そのことを再確認させてくれる症例でした.
今回の研究会の締めを飾る講演として、当教室の角谷眞澄教授が記念講演「甲信の17年を振り返って」と題し,甲信放射線医学研究会の在り方を総括されました.研究会の歴史や親睦を深めてきた歩みを写真や資料で説明され,研究会の発足時を懐かしむ声や,絶妙なスナップ写真に笑いも交わり,会場は和やかな雰囲気に包まれていました.
今年の優秀演題賞には,飯田市立病院の青沼宇倫先生,信州大学の鈴木,信州大学出身で山梨大学に入局した小林久人先生の3名が選出され,信州にゆかりが深い受賞メンバーとなりました.
夜は毎年恒例の懇親会で,山梨県の放射線科医の方々と交流を深めることができました.(鈴木健史)
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