信州大学教育学部附属松本中学校
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ホーム > 学校紹介 > 大切にしているもの > 「蓬生麻中,不扶自直」

「蓬生麻中,不扶自直」(よもぎまちゅうにしょうずれば,たすけずしておのずからなおし)

「蓬生麻中,不扶自直」の額
毛涯章平先生講演記録
毛涯章平先生講演記録
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『荀子』『史記』等に取り上げられている言葉です。
よい環境ではすべてが正しく伸びていくという意味があり,学級経営をはじめとするあらゆる活動で大切に語られています。

蓬麻中に生ずれば扶けずして自ら直し

「ねじれたり,曲がったりして伸びていく『蓬』も,まっすぐに伸びていく性質のある『麻』の中で育っていくと,何も手を加えなくても,麻と一緒になってまっすぐのびていく」という意味があります。

中国の古典『荀子』や『史記』に出てくる言葉だそうですが,私たちは本校と縁の深い元信州大学教育学部附属長野中学校副校長 毛涯章平先生に教えていただきました。

この書は,毛涯章平先生が書いて下さいました。昭和62年度卒業生の記念品です。現在は会議室に飾られています。

「白砂泥中にありて,是と皆黒し」

書をいただいた時に,毛涯章平先生には本校で講演もしていただいています。
その時の記録に次のような下りがあります。

「おわかりのように,それは古い中国の古典ですから,人間の生き方にたとえて,人間もまた,心が少し汚れたり,ねじれそうになったり,そういうことは誰でもあります。またそういう何か暗い感じの性格とか,いろいろあると思います。しかし,こういう蓬にたとえられるような性格も,まっすぐ天をさしてがんばっているこの麻の仲間たち,そういうお友だちの中に入っていると,いつのまにかその影響を受けて自らも元気になり,まっすぐにもなり,そして正々堂々と生きてゆくような姿になってゆくんだ,だからお互いの生きている環境,周囲の雰囲気,まわりの持っている性格,そういうものが,その中におる一人の人のためにうんと影響が大きいんだ,それを私たちにひきおろしてみると,クラスの雰囲気,クラスがどういう雰囲気をもったどういう気持ちのクラスであるかということは,その中にいる一人一人ののび方にとても大きな影響があるんだ,もしかすると一生を決めてしまうほど大きな影響をもっているんだということを,この「蓬麻中に生ずれば扶けずして自ら直し」という言葉が表しているわけです。
この学校にたとえてもそうです。この学校全体のみなさんの雰囲気が麻の畑であるかどうか,みんなが天をさして精一杯がんばろうとしているかそうか,その雰囲気を持っている学校なら,その中に入った方々から集まってきたみなさん一人一人が,時にはねじれそうな,時には曲がりそうな状態であっても,この雰囲気さえしっかりしておれば,全体が麻の畑になってさえいれば,自らみんなだいじょうぶ立ち直っていけるんだ,それほどお友だちの影響。環境はだいじなんだ,こういうことであります。」

「学級」,「学校」という環境の大切さを考えさせられます。
また,この言葉には,対になっている次の言葉が続いているそうです。

「白砂泥中にありて,是と皆黒し」

これは,「真っ白い砂が泥の中にあると,その黒い泥と混ざってしまって,みんな真っ黒くなってしまう」という意味の言葉です。
人間の生き方や集団のあり方の真理を表しているようです。



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