卒業生・在学生からのメッセージ

卒業生

高木 茂知

高木 茂知
(パシフィックコンサルタンツ ・代表取締役専務)
昭和52年学部卒
昭和54年大学院修了

精神的な基盤は、最も多感な時期にすごした
信州大学在学時代であるように思います

1979年(昭和54年)に入社以来、建設コンサルタント会社に勤務しております。主に河川・防災をテーマにした計画づくり、モノづくりに携わってきましたが、安全・安心な社会、活力ある豊かな社会をつくりあげるために、少しは貢献できたかなと感じています。その活動の精神的な基盤は、最も多感な時期にすごした松本・長野での信州大学在学時代であるように思います。松本からの雄大な北アルプスの姿、仲間と飲み歩いた権堂の街、朝霧の立つ裾花川を渡りながら研究室から下宿に戻った日のことなど、今でも松本時代の下宿の同期生とは交流を持ち、集まれば当時の話題に花が咲きます。これからの日本、さらに世界で活躍したいと願っている皆さん、激動の世の中においてCivil engineerの役割が大いに求められています。雄大な自然と温かい人たちの中で、これからの社会を担うための準備をされてはいかがですか。

安藤 嘉夫

安藤 嘉夫
(長野県企画振興部 リニア推進担当部長/ H26年3月まで 長野県道路管理課 課長)
昭和55年学部卒

リニア中央新幹線から社会資本のメンテナンスまで
様々な分野にチャレンジが土木の魅力

1980年(昭和55年)に卒業して以来、30年余が過ぎようとしています。 現在は、長野県職員としてリニア関係の仕事を行っています。様々な仕事を担当してきましたが、工学部の中でも、土木工学ほど、実際と理論が密着した学科はないような気がします。土木は、様々な分野があり、なんでも屋になることが多いのではないでしょうか。学生時代は、その分岐の場に立つ、準備をしている時期であり、何であれ充実した時間を持つことが重要であるように思います。
昨今は、社会資本の適正な管理が、大きな課題となってきています。リニアの前は、道路管理課で、長野県の道路施設の長寿命修繕計画の策定にもかかわりましたが、平成25年になった太田国土交通大臣の「メンテナス元年」発言により・A本格的なインフラのメンテナスがはじまるとな・驍ニ更・ノ多面的な・l々な知識を求められます。ちょうど過渡期にある建設業界でありますが、どんなこともできる土木工学の重要性は、下がることはないと思います。一人前になるまでには、時間がかかる土木であることも事実です。様々な分野にチャレンジして、悔いのない学生時代を送ることが、土木工学の真髄であると思います。

酒井 大輔

酒井 大輔
(鹿島建設)
平成11年学部卒
平成13年大学院修了

この世に一つしかない「物」を造る喜びを
実感しています

2001年に入社して以来、設計、現場、入札対応など様々な業務に携わってきました。建設業の魅力は、『地図に残り、長く存在する物』を造れることです。私は特に現場での施工に魅力を感じています。実際に物に触れ、汗をかきながら、作業員とともにみんなで構造物を造り上げる。この世に一つしかない『物』が完成したとき、その仕事に自分が携わったことは、大きな誇りであり、自信となります。子供の頃に作った模型ではなく、人々が暮らす街を造る。この雄大なスケールについて学び、そしてぜひ実感してください。

高橋 真

高橋 真
(住友金属鉱山)
平成14年学部卒
平成16年大学院修了

『土木』とい・、スケールの大きな仕事に
やりがいを感じています

現在、国内の自社工場、関係会社工場、海外での鉱山開発も含めた土木・建築に関する設計・管理業務に携わっています。特に海外の鉱山開発では、工場建設はもちろんのこと、港造りから始まり、道路、発電所、街造りに至るまでのいわゆるインフラ全てを自分達で1から計画し、実際に建設するという『土木技術者』としての醍醐味を味わうことができます。このような非常に大きなスケールの仕事は『土木』以外の分野では中々経験することが出来ないのではないでしょうか。やりがいがある分・A大変なことも多いですが、今でも行き詰まった時には第2の故郷である信州の大自然の中の温泉に入って、美味しい蕎麦を食べて鋭気を養っています。皆さんもぜひ、大自然に囲まれた信州の地で雄大なスケールを持った『土木』について学んでみませんか?

足立 真理

足立 真理
(東京都)
平成22年学部卒

信州大学で学べて本当によかったです

就職してからは、河川整備に関連する業務を担当しています。 今思えば、大学での土木の専門の勉強は、仕事で基礎となる貴重なものでした。信州大学はクラスの人数が少なく、先生方との距離も近く、勉強するのにはとてもよい環境が整っています。また、勉強以外でも大学では自由な時間が増えるため、いろいろなことにチャレンジできると思います。信州なので、もちろん、近くにはスキー場や温泉などがたくさんあります。都会と比べると街の雰囲気もゆったりしている気がします。そのような環境で4年間の大学生活を送れて、本当に良かったと思います。みなさんも、是非、大学時代を信州で過ごしてみませんか。

在学生

清水 集平

清水 集平
(大学院修士課程2年)
兵庫県出身

これからの日本を支える技術者を目指しませんか

私は県外の高専専攻科を修了し、今春から信州大学で大学院生活を送っています。信州の雄大な自然の中で、教授方や学友に支えられながら、恵まれた環境下で学ぶことができることと思います。見知らぬ土地に飛び込むのに、不安や抵抗があるかもしれません。しかし、生活していく中できっとそれに見合うもしくはそれ以上にかけがえのない経験が待っていると期待して学生生活を送るのも悪くないと思います。日々、私たちが学んでいる「土木・H学」とは、私たちの暮らしに欠かせない、いわば人間生活の基盤となるものに関する学問です。ものづくりが好きな方、大きなスケールの仕事に興味がある方は是非「土木」の分野への進学をオススメします。将来の社会を支えるエンジニアを目指して、大自然に囲まれた信州の地で学んでみてはいかがでしょうか。

丸山 彩香

丸山 彩香
(学部4年)
長野県出身

土木工学=市民のための工学

土木工学科では、生活の基盤となることを学びます。この分野は幅広く、河川、道路、景観、まちづくり、上下水道や橋梁など様々です。多様なことを学ぶのでとてもやりがいがあり、そのほとんどは私たちが快適に暮らしていくに必要なものです。さらに、土木工学を英語にすると「civil engineering」といい、「市民のための工学」とされています。「人の役に立つ仕事に携わりたい!」と思っている方にはぴったりの学科ではないのでしょうか。また、信州は緑豊かで四季がはっきりしています。私も冬には友人たちと近場のスキー場へ行き、信州の自然を満喫しています。みなさんも自然に囲まれた信州大学で一緒に学びませんか。

高須 萩

高須 萩
(学部4年)
京都府出身

世界に羽ばたける技術者へ

僕が土木工学を学ぼうと思った理由は、道路や鉄道や上下水道などのインフラの整備が遅れているアフリカなどの発展途上国で土木関係の仕事をしたいと思ったからです。土木工学とは、人々の生活に欠かせない生活基盤を創造することや、衛生面や公害などの環境問題の原因や解決策を考える学問です。なので、土木技術は、日本だけでなく世界中で必要とされている大切な技術の一つであり、土木技術者は、世界を股に掛けて活躍できる仕事だと思います。また信州は、北アルプスや南アルプスのような大きな山に囲まれており、千曲川のような大きな河川もあるので、土木工学を学ぶには、最高の環境だと思います。皆さんも、世界に羽ばたける技術者になれるよう信州で一緒に土木工学を学びましょう。