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信州大学工学部 水環境・土木工学科

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教授 梅崎健夫

社会基盤を構成する道路,鉄道,橋,トンネル,ダム,空港,港湾などの土木構造物は,海底地盤を含めて,すべて地盤の上に築造されます。この地盤を主として構成するものが土(礫,砂,シルトおよび粘土)であり,土の力学特性や地盤防災の技術に関して最新の研究を行っています。したがって,一つ一つの研究テーマは結論(答え)がまだ得られていない事象であり,むしろ,解決のアプローチ(解き方)そのものがしっかりと確立されていない事象に対して,ユニークな発想(アイデア)で一歩づつ答えに近づいていくような研究スタイルを取っています。そのためには,講義科目の知識(既存の知識の習得)以外に,さまざまな雑学的知識や知的好奇心がたいへん重要だと考えていますし,それらは卒業研究を通して自然と身についていくものです。
 最近の研究内容の一部を参考までに以下に示します。
・人工島の圧密は永遠に続く? 埋立て・圧密途中の地盤の状態と強さは?
・粘土の力学・変形特性の解明,法則性の発見!
・豪雨による土砂災害(不飽和土)や地すべりのメカニズムの解明
・人工材料を地盤中に敷設して強化する工法(補強土工法)のメカニズムとその設計法への応用
・真空を利用した高含水比土の脱水・浄化工法の開発(民間企業との共同研究,特許取得)
・軟弱地盤の基礎設計のための新しい原位置試験の開発(公的機関・民間企業との共同研究)
・土と構造物の摩擦特性を制御した新しい基礎工法の開発(民間企業との共同研究,特許出願中)
・閉鎖性水域における水質・底質浄化工法の開発(民間企業との共同研究,特許出願中)
・地盤環境における特定化学物質の原位置計測法の開発(民間企業との共同研究)などです。
 エンジニアとしてたいへん重要な問題の設定能力や解決手法の一端をゼミや研究テーマを通して身につけ,さらに高いレベル(希望する就職先,大学院)をめざして下さい。

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