1. HOME
  2. バーチャルオープンラボ
  3. 災害を防ぐ、環境を守る -土の力学から生活環境まで-
  • トピック
  • キーワードから選ぶ
  • 教員一覧
  • 検索結果

災害を防ぐ、環境を守る -土の力学から生活環境まで-

一面せん断試験装置(土および化学物質)

閉鎖性水域(諏訪湖)における底泥のサンプリングと湖底地盤の強度調査および密度検層

梅崎研究室では、豪雨や地震などによる土砂災害、地すべり、地盤沈下などに対する防災・減災のために、土の強度や変形特性に関する基礎的な研究を実施しています。また、水質汚濁や悪臭が問題となっている閉鎖性水域の水質・底質浄化対策のために、室内実験や諏訪湖などにおける現地調査および実証実験にも取り組んでいます。さらに、放射性物質で汚染された地盤の除染技術の開発や環境修復に関する研究も行っています。これらは、多くの民間企業との共同研究として実施されており、また、省庁や民間団体が企画した研究プロジェクトなどにも参画しています。

研究から広がる未来

人々が生活している地域や都市部の防災・環境保全から、宇宙開発における月面基地の建設、惑星探査や海底都市の建設、海底探査までの夢のある研究です。研究室では、学生たちが自主的に様々な実験・解析を日々行っています。

卒業後の未来像

快適で安全・安心な都市計画や防災対策などに携わる省庁や地方自治体、社会資本の整備などに携わる建設会社や環境調査会社、また、大学院進学を経て大学などの研究機関などへ卒業生を輩出しています。

水環境・土木工学科 梅崎 健夫 教授 (兼:土木工学科) Link

九州大学工学部助手、信州大学工学部助手、助教授を経て、現職。
主な研究分野は、軟弱地盤の改良技術、閉鎖性水域の水質・底質浄化対策、化学物質の新たな適用など。

【私の学問へのきっかけ】
センター試験(当時は共通一次試験)、得意なはずの数Ⅰの1問目、logの計算が解けず頭が真っ白になりました。焦りから次も次も解けません。そこで、最後の問題から逆に解答して行き、解答を済ませましたが、単純な計算ミス等で80点失いました。当時の人気学科を「あっさりと」諦め、祖父母の家から通える大学の土木工学科に入学しました。ちなみに祖父は大工の棟梁でした。計算より実験が好きでした。地盤工学を選んだのは「何となく」身近に感じたからです。環境を受け入れ、周りの人々に恵まれ、恩師の薦めで「運良く」研究者になりました。その都度、「最後は自分で」決断し実行しました。

バーチャルオープンラボTOPに戻る