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物質工学科をもっと知る 【だから、物質工学】

だから物質

 

「ほら,そこにも化学。」−現代社会の基盤形成における化学技術の役割

樽た現代の豊かな社会生活は物質を巧みに利用することで成り立っています.皆さんの使っているモノのほとんどは自然界から得た原料を変換・加工して作られており,その過程にはさまざまな形で化学が活かされています.今,ご覧になっている液晶パネルにも,色を出す液晶分子,きれいに映すためのフィルム,電気を通す透明電極,さらにはバックライトなど,化学反応,化学プロセスを経て作られた多くの物質や材料を使って作られているのです.また,携帯電話などの精密電子機器の製造にも化学は欠くことができません.

「今,化学に求められていること。」−物質が関わる問題の解決と社会・環境との調和

おくむら化学物質の生態系への影響,地球温暖化など,物質が関わった多くの社会問題が存在します.エネルギー問題をとっても,その解決には新材料,新プロセスの開発が必要となります.これら物質が関わる様々な問題を解決し,持続可能な社会をめざして物質と社会・環境との調和を考えることが,今,求められています.

「だから,物質工学。」−「化学を活かす」これからの化学技術者

あらい化学原理に基づいて問題を読み解き,現実社会に即した解を得る−これが物質工学です.物質を基盤とした社会であるからこそ,化学原理を理解し,物質に関する実際的な知識・経験を備えた,「化学を活かす」ことができる化学技術者は欠かせません.化学に求められている役割を強く意識したこれからの化学技術者を育てる−それが物質工学科の目標です.

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