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お知らせ

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写真:産業論特論

平成21年度 第6回 松田 昌士先生(JR東日本株式会社 相談役・前会長)の講義が行われました。

平成21年6月3日 第6回 松田 昌士  先生の講義が行われました。
テーマ:「国鉄からJRへ」

6回講義においては、東日本旅客鉄道株式会社前会長・現相談役の松田昌士氏より、「国鉄からJRへ」と題して、自らのリーダーシップおよび思いについてご講義をいただいた。冒頭、野球のオリンピック種目への再採択の見通しについて言及され、そこから、世界における日本人に関する話にさかのぼられた。そして、現在の世界経済の状況について述べられるとともに、経済を学問としてとらえるのではなく、経済自体をしっかりとみて、間違っていても自分で結論をだしていくことが大事だと述べられた。日本史および日本人についての話をされ、さらに、自分の頭で考え、自分で記録し、信じたふりして信じない、幅広く議論することなどの重要性を述べられた。特に、徹底的に議論していくことの重要性を強調された。時間をみつけて、新聞、特にニュースをみ、これを鵜呑みにせず、疑問に思ったことを手帳に書き付け、素晴らしい表現は書き抜き、寝ている時はいい発想が思い浮かびやすいので、枕もとにメモ用紙を用意しておくなどの生活習慣を紹介いただいた。世界情勢や日本について、幅広い視点でかつ奥行きのある観察を踏まえた話をされたうえで、世界各国を通じて、鉄道員は鉄道員として、国を超えて一体感をもっていること、信大生も将来、その一員となられんことを期待しているとして、講義を締めくくられた。