世界初の衛星によるLED可視光通信、そのメリットとミッションとは・・・

1~2年という短期開発の小型衛星における通信問題を解消します。

  • ・ 低い周波数帯は混雑が激しいため、国際周波数調整に時間がかかる
  • ・ 高い周波数帯は技術的・設備的な整備の負担が大きい(大学の研究室では困難)
  • ・ 無線局免許申請作業(免許取得に2~3年:致命的な遅れ。例えば、1年以内の新規衛星打上げが出来ない)

この現状を「技術的に」打破する通信手段として考えたのが
目に見える光(波長360~830[nm])を利用した、世界初のLED可視光通信なのです。

  • ・ 超寿命・小型・軽量・高輝度のLEDが開発され、地上の生活空間から宇宙まで幅広い利用が可能
  • ・ 通信状態が目で見え、見えるところが通信エリア
  • ・ 法的規制がない
  • ・ 指向性が強いため混信がおきにくい
  • ・ 電磁ノイズを出さない、受けない
  • ・ レーザーのような視覚障害が無く、電波のような健康障害・機器障害が無い

信大衛星「ShindaiSat」により長距離可視光通信技術が実証されれば、
小型衛星の積年の問題を解決しつつ、世界的に多大な貢献が期待できます。

  • ・ 世界的な電波混雑解消に役立つ
  • ・ 小型衛星の通信帯域改善
  • ・ 小型衛星の開発期間を半分以下に短縮可能

可視光通信技術の用途はすそ野も広く、発展性があります。

ご覧の図は長距離可視光通信技術の活用方法をイメージしたもの。水中、陸上、空中、そして宇宙へと新しい用途が広がっています。

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