信州大学

講師及び講義の日程・時間

※時間記述がない場合には4限目(14時40分〜16時10分)

※学生向けガイダンス 10月3日(金)

  • 担当教員:阿部康次,佐藤明生
  • 単位取得希望学生が対象です。聴講のみの方は受講の必要はありません。

第1回 10月16日(木)15時〜17時30分頃<開講日・時間注意>

  1. 「わが国の科学技術政策と大学」
    阿部 博之氏
    科学技術振興機構(JST)顧問(前総合科学技術会議議員,元東北大学総長)
    • 総合科学技術会議は,我が国の科学技術政策の基本方針を決定する機関です。阿部氏は,東北大総長を務められた後,総合科学技術会議の常勤議員として,政府が2006年に閣議決定した第3期科学技術基本計画などの重要政策の立案・推進に関わってこられました。
  2. 「ナノテク・材料分野の科学技術政策〜欧米亜と日本〜」
    田中 一宜氏
    JST研究開発戦略センター・上席フェロー(産業技術総合研究所フェロー・元理事)
    • JST研究開発戦略センターとは,国が行う研究開発の戦略について,調査,分析,提言を行う機関です。田中氏は,ナノテクノロジー・材料分野の有識者として,総合科学技術会議,経産省,文科省等での政策検討に参画されています。

第2回  10月24日(金)

  • 「ナノテクノロジーの社会受容」
    阿多 誠文氏
    産総研総括主幹(内閣府科学技術連携施策群主監)
    • ナノテクノロジーは次世代を担う新技術として期待される一方,健康・環境影響や倫理等の課題があり,発展を促進しつつ社会に受け入れられるための諸課題が社会受容の問題です。阿多氏は,この問題に関わる政府全体のとりまとめ作業に従事されています。

第3回 10月31日(金)

  • 「イノベーション政策」
    有本 建男氏
    JST社会技術研究開発センター長(元文部科学省科学技術・学術政策局長)
    • 近年,世界的にイノベーションが重要視されており,第3期科学技術基本計画でも重要視されています。有本氏は,第3期科学技術基本計画策定に関する文科省における担当局長であり,イノベーション政策に精通されています。

第4回 11月14日(金)

  • 「ライフサイエンス分野の科学技術政策」
    菱山 豊氏
    文部科学省研究振興局ライフサイエンス課長
    • ライフサイエンスは,政府の研究資金の約半分が投入され,学術的にも未知の分野が多く,科学技術の分野としては,最もホットな分野です。また生命倫理などの難しい問題も抱えています。菱山氏は,文科省におけるこの分野の担当課長です。

第5回  11月21日(金)14時40分〜17時50分<終了時間注意>

  1. 「中国の科学技術政策」
  2. 「アジア(韓国、台湾、インド等)の科学技術政策」
    岡山 純子氏
    JST研究開発戦略センター・フェロー
    • 岡山氏は、JST研究開発戦略センターにおいて、中国・アジアの科学技術政策動向の調査・分析業務に従事されています。

第6回  11月28日(金)

  • 「企業における研究開発戦略(1)」
    網屋 繁俊氏
    (株)クラレ・新事業開発本部研究企画参与兼繊維カンパニー繊維素材企画開発部参与
    • 網屋氏は、(株)クラレにおいて研究開発の企画・実行に携わっておられます。繊維という視点を中心に、企業の研究開発戦略について講義いただきます。

第7回  11月28日(金)16時20分〜17時50分 日時が変更になりました。

  • 「企業における研究開発戦略(2)」
    赤羽 正雄氏
    信州大学教授(元セイコーエプソン(株)常務取締役)
    • 赤羽氏は、セイコーエプソン(株)の研究開発本部長として、企業の研究開発戦略を策定し、実行されてきました。企業の研究開発戦略策定という視点で講義いただきます。

第8回  12月12日(金)

  • 「知的財産政策」
    荒井 寿光氏
    東京中小企業投資育成会社社長(元内閣知的財産戦略本部事務局長、元特許庁長官)
    • 内閣知的財産戦略本部は、政府が知的財産戦略を強化するために設置した機関であり、同本部は知的財産に関する様々施策を展開しています。荒井氏は、特許庁長官を務められた後、同戦略本部の初代事務局長を務められました。

第9回  12月19日(金)

  • 「大学の未来」
    佐藤 禎一氏
    東京国立博物館長(元文部事務次官、元ユネスコ日本政府代表部特命全権大使)
    • 佐藤氏は、文部省の事務次官を務められた後、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の大使として、教育学術文化面の国際交流の推進に努められました。高等教育の国際的な動向を踏まえ、大学の未来について講義いただきます。

第10回  1月9日(金) 

  • 「欧米の科学技術政策」
    高杉 秀隆氏
    JST研究開発戦略センター・フェロー
    • 高杉氏は、JST研究開発戦略センターにおいて、欧米の科学技術政策動向の調査・分析業務に従事されています。

第11回  1月23日(金)

  • 「地域科学技術」
    岡田 基幸氏
    AREC事務局長(信州大学繊維学部客員准教授)
    • AREC(浅間リサーチエクステンションセンター)は、産学連携のコーディネート機関として高い評価を得ています。岡田氏は、ARECの事務局長であり、科学技術コーディネータとして、地域に根ざした産学官連携を推進されています。