2025年11月26日（水）、次世代空モビリティシステム共同研究講座の大学院生、教職員の８名が、防衛装備庁航空装備研究所(東京都立川市)を見学しました。

はじめに会議室にて、防衛装備庁および航空装備研究所の概要説明を受けました。防衛装備庁は自衛隊が使用する装備品の研究開発および調達を行う防衛省の外局であり、装備品の研究開発活動がどのように行われるか基礎研究から装備化までの説明を受けました。航空装備研究所は、1958年に東京都立川市に開設以来、航空機、エンジンおよび誘導弾に関する研究・試験評価を行っている防衛装備庁の研究機関で、多くの試験施設を有しています。当日はそのうち空力関連施設とエンジン試験関連施設を見学しました。
航空機、誘導弾等に働く空気力を計測する施設である低速風洞では、搭載物の投下投棄による分離軌跡取得試験など、防衛省ならではの試験も行っており、実際に使用される風洞用模型にも触れることができました。
エンジン試験器材整備場では、戦後航空機開発が再開されてからの、ジェットエンジン開発の歴史から直近の戦闘機用ジェットエンジンの開発状況について学ぶことができました。

参加者それぞれが、今後の知見を大きく広げる貴重な一日となりました。
ご案内いただきました防衛装備庁航空装備研究所の皆様に心より感謝申し上げます。