国立大学法人信州大学 基盤研究支援センター
遺伝子実験支援部門 (松本キャンパス) Division of Gene Research (Matsumoto Campus)

TEL:0263-37-3108(内 線:811-5398)
信州大学における遺伝子組換え実験の実験計画書の審議、遺伝子組換え実験に関する安全対策の教育・ 指導ならびに管理を行っています

研究内容
シナプス形成の分子メカニズムの解明

高等動物の脳にはおよそ1000億個もの神経細胞が存在しています。
この神経細胞同士が「シナプス」とよばれる構造で連結し、神経回路網を形成することで 脳の情報伝達や記憶・学習をはじめとする高次の脳機能を可能にしています。
発達期におけるシナプス形成不全、機能低下は自閉症、知的障害などの神経発達障害の発症と深く関係していると考えられています。
脳のシナプス形成の分子メカニズムの解明は、脳神経回路網構築や作動原理の理解のみならず、 神経発達障害の病因・病態の理解ならびに疾患の克服に向けた治療戦略の進展に貢献できると考えています。

私たちは、中枢シナプス形成の制御メカニズムに焦点を当てた研究を行っています。
具体的には、シナプス前終末とシナプス後部の構造を誘導する特殊な細胞接着分子であるシナプスオーガナイザーに焦点を当て、 シナプスがどのようにして形成されるのか、その分子機構を解明し、それらの調節機構が破綻することで引き起こされる神経発達障害 の病態原理を解明することに取り組んでいます。






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