この要項は，信州大学（以下「本学」という。）における競争的研究費の直接経費から研究代表者（PI）等の人件費を支出する制度(以下「PI人件費制度」という。)について，競争的研究費の直接経費から研究代表者（PI）の人件費の支出について（令和2年10月9日競争的研究費に関する関係府省連絡会申し合わせ）に基づき，必要な事項を定める。

この要項における用語の意義は，次の各号に定めるところによる。

対象となる事業は，各競争的研究費のうち，各配分機関が競争的研究費の直接経費からPI等の人件費の支出を認めた事業(科学研究費助成事業を除く。)であって，当該競争的研究費の間接経費が直接経費の30％に相当する額以上であるものとする。

対象者は，本学が外部資金及び寄附金以外で雇用するPI等(研究分担者は，配分機関が研究分担者の人件費支出を認める場合に限る。)とする。

PI人件費制度の利用を希望するPI等は，第5第1項により支出額を設定するとともに，所属する部局の長との間で活用方針に合意した上で，配分機関へ申請する。

民間企業等の外部機関との受託研究，共同研究等のうち，当該外部機関が当該研究費の直接経費からPI等の人件費の支出を認めた事業における当該人件費の支出についてはおいて直接経費から人件費の支出を行った場合は，別に定めるもののほか，PI人件費制度の例によるものとする。ただし，支出額については，第5第１項の規定にかかわらず，当該外部機関との間で協議して設定することができる。

この要項に定めるもののほか，この要項の実施に関し必要な事項は，別に定める。