歩行アシストサイボーグプロジェクト5年間の軌跡。「装着型」ロボティックウェアcurara®(クララ)の実用化と「体内埋込型」サイボーグプロトタイプ完成を目標に掲げ走り続けた5年間。思えば2015年、超高齢化社会を見据え、高齢者の自立歩行をテーマに文部科学省運営費交付金特別経費(機能強化プロジェクト)の採択を受け、日本初の医・工・繊維連携の融合研究プロジェクトとして、この先進的プロジェクトはキックオフしました。報道発表の後、文部科学省情報ひろばでの展示も行ってから早5年が経ち、今年度でプロジェクトは一旦の区切りを迎えました。当初掲げた目標の「装着型」実用化と「体内埋込型」プロトタイプ完成の目標はなんとか達成でき、体内埋込という夢のような技術も道筋が見えてきました。来るべき未来の歩行アシストロボットの姿も少しご紹介できそうです。(文・柳澤 愛由)日本初の医・工・繊維連携の融合研究プロジェクト信州大学先鋭領域融合研究群
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