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大学院医学系研究科疾患予防医科学系専攻 代謝制御学教室3年のJIA FANGPINGさんがJSH International Liver Conference 2019 (JSHILC2019)においてPresidential Awardを受賞しました

2019.10.09

大学院医学系研究科疾患予防医科学系専攻 代謝制御学教室3年のJIA FANGPINGさんが、10月1日(火)~2日(水)に大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)で開催されたJSH International Liver Conference 2019 (JSHILC2019)において、Presidential Awardを受賞しました.受賞演題タイトルは 「The Influence of Dietary Saturated Fat, Trans Fat, and Cholesterol on Liver Fibrogenesis in HCV Core Gene Transgenic Mice」です。

研究概要 : 近年、メタボリック症候群を背景に脂肪肝・糖尿病から肝硬変・肝癌に進行するケースが増えており、脂質に偏った食事は肝癌の危険因子と考えられています。しかし、食事中のどの脂質が特に肝臓に悪影響を与えているのかは明らかでありません。我々はカロリーを同一にし、コレステロール、トランス脂肪酸、飽和脂肪酸を増やした餌をC型肝炎コア蛋白トランスジェニックマウスに投与したところ、コレステロールとトランス脂肪酸が特に肝線維化を促進させることを見出しました。メタボリック症候群に関連した肝硬変や肝癌の予防策として、食事中の脂肪の量だけでなく、その種類にも注目する必要があると考えられました。

  • 授賞式後。指導教員の田中 直樹 准教授(左)とJIA FANGPINGさん。