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トピックス詳細

医学系研究科循環病態学の山内啓弘さんが、第55回日本脈管学会総会でJCAA基礎部門最優秀賞を受賞しました

2014.11.12

平成26年10月30日-11月1日に倉敷市で開催された、第55回日本脈管学会総会において山内啓弘さん(大学院医学系研究科疾患予防医科学系専攻循環病態学博士課程)がJapanese College of Angiology Award 基礎部門最優秀賞を受賞しました。
受賞対象となった演題は、「アドレノメデュリン-RAMPシステムの機能分化による、血管、リンパ管の恒常性制御機構」です。
血管およびリンパ管から構成される脈管系は、様々な生理活性因子によって、その恒常性を維持していると考えられています。本研究では、脈管系の恒常性維持に重要な働きをしているアドレノメデュリン(AM)の病態生理学的意義を、AMの受容体活性調節タンパクRAMPの観点から明らかとしました。山内さんは種々の遺伝子操作マウスを用いた検討により、AMによる脈管系の恒常性が、RAMP2とRAMP3という2つのサブアイソフォームの機能分化と協調作用によって制御されていることを明らかとしました。
脈管系の恒常性維持機構の解明が進むことで、脈管系の異常から引き起こされる様々な生活習慣病や癌の治療法開発につながることが期待されます。

疾患予防医科学系専攻 循環病態学ホームページ:
http://www7a.biglobe.ne.jp/~shindo/

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