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研究トピックス

インフォーマルセミナー in 信州

第13回 環境医学研究の最前線

開催日
: 平成26年9月4日(木)
オーガナイザー
: 衛生学公衆衛生学教室 教授 野見山 哲生

演題
: 環境医学における課題-環境因子と次世代への影響との関連 大規模疫学研究(エコチル調査)から-
講師名
: 衛生学公衆衛生学教室 講師 塚原 照臣

近年になり、今まで原因が分からなかった次世代、小児の健康影響と環境要因との因果関係が示唆される報告がなされるようになってきた。
現在まで明らかになっている環境要因(化学物質、社会経済学的要因等)を整理し、2011年より本邦で始まったエコチル調査の意義についてふれる。

演題
: 環境要因と小児の健康影響-具体的な小児の疾患から-
講師名
: 衛生学公衆衛生学教室 助教(受託研究) 三澤 由佳

近年、発達障害児や小児喘息患者が増加傾向にあり、その背景として、環境要因の影響が一因として指摘されている。エピジェネティクスの一つであるゲノムDNAのメチル化異常は、環境要因によって引き起こされる。当教室では、小児喘息の発症と環境要因によるメチル化状態の変化との関連を調査している。エピジェネティクスをはじめ環境要因と小児の健康影響について、最近の知見と当教室の研究について紹介する。