精密素材工学総合 | |
教育プログラム | 時間割 |
精密素材工学特論I 反応工学と理論 |
Reactions in Chemical Processes |
担当教官 | 越 光男(非常勤講師) |
科目の分類・単位数 | 専門科目K(選択)・1単位 |
開講期 | 4年集中 |
授業の目標: 化学反応の基礎理論を理解して,材料合成など各種の化学プロセスで起こっている化学反応が理解できることを目標とする.さらに簡単な化学プロセスについての数値シミュレーションができるようになることを目指したい. |
授業内容および計画: (1)最も基本的な化学反応の理論である,遷移状態理論の基本を講義する.演習として,簡単な交換反応についての速度定数を計算し,化学反応の速度を決めている要因,速度定数の温度依存などを理解する. (2)化学反応速度理論の概要を講義する.単分子反応論の初歩,動力学理論の概略を理解する. (3)実際の化学プロセスのような複合反応系の化学反応機構の組み立て方を講義する.とくに具体例としてアモルファスシリコンおよびポリシリコンの気相化学合成法における反応過程を取り上げる. (4)複合化学反応のシミュレーション方法を理解して,化学反応プロセスの解析法,設計法へ応用する. |
履修条件 | 4年生 |
教科書 | 使用しない. |
参考書 | |
成績評価の方法 | 出席とレポートの結果を総合して評価する. |
学生へのメッセージ | 反応プロセスを分子レベルから理解することの楽しさを ぜひ伝えたいと思っています. またできるだけ具体例を多く取り上げ, コンピュータシミュレーション技術なども紹介したいと思います. |
Eメールアドレス | koshi@chemsys.t.u-tokyo.ac.jp |