精密素材工学基礎
教育プログラム 時間割

精密素材工学ゼミナールI, II
Fine Materials Engineering Seminar I, II

担当教官 精密素材工学科教官
科目の分類・単位数 基幹科目(必修)・2単位+2単位
開講期 1年前期+1年後期

授業の目標:
精密素材工学を学ぶにあたり,継続的,自立的に学習する能力を身につけることを目標とする.目標を達成するために下記の課題に留意する.
(1) 要点の把握: 黒板に書かれたことを機械的に写すのではなく,講義内容を要約して,ノートにとる.講義の中で何が重要かを把握する能力を身につけ,要点をおさえたノートがとれるように努める.個々の知識のつながりを考えることが大切である.
(2) 理解の自己責任: 授業料を払って受講する立場で講義に参加していることを自覚し,講義において静寂が確保されるように努める.わからないことは自ら質問をして,理解するように努める.講義に改善すべき点があれば建設的提案をする.
(3) 学習時間の確保: 授業は講義時間だけでなく自己学習時間も含められている.単位を修得するためには,講義だけでなく十分な講義の予習復習に努める.
(4) 問題解決のための学習: 知識を得るだけにとどまらず,問題解決のために知識を使えるように努める.解決策を人に頼るのではなく,自ら提案し失敗を恐れずに行動する.危機に陥っても危機をチャンスに転換して生かせるように,失敗と改善を繰り返しながら根気よく問題を解決する力を身につける.
(5) 伝達責任: 自分の伝えたいこと,伝えなければならないことが,無駄なく的確に相手に伝えられるように努める.自分が理解したことを自分の言葉で述べること,相手に誤解を与えないかを考慮して言葉を選ぶことに心がける.相手に自分の意志が伝わらないのは伝える側の責任であることを自覚する.
(6) 計画責任: 締め切り日などの与えられた制約の下で,計画的に仕事を進め,まとめる.仕事は成果の内容だけでなくスピードが大切である.締め切りに遅れると社会的損失が大きいことを自覚する.

授業内容および計画:
1. 学生生活の導入となることを意図して合宿形式の集中講義を行う.学生を少人数のグループにわけ,学科教官と少人数単位で話し合い,今後の学生生活の進め方,勉強の仕方,役に立つ参考書の紹介などを行う.
2. 専門へつながりを意図して上田にある精密素材工学科において集中講義を行う.学生を少人数のグループにわけ,各研究室の研究の紹介を行う.
3. 松本地区において,精密素材工学の目的,目標を理解するための講義を毎週1回行い,専門の学習を円滑にするための課題を与える.
4. 電子メール等を活用した少人数教育を通して,自発的に学習する力を身につける.自らの物理,化学および英語の水準を把握し,目標をたてて実力向上を目指す.

履修条件 なし
教科書 使用しない
参考書 講義で紹介する
成績評価の方法 毎週提出される課題の結果により評価する.
学生へのメッセージ 2年次以降の専門教育の基盤となるので,
自己の学力を必要とされる水準まで引き上げるとともに,
継続的,自立的に学習する習慣を身につけること.
Eメールアドレス 講義で紹介する