信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

水溶性繊維を増産し高機能品売上高5割目標(KURARAY) 2016年5月

【大分類:6. 製品 小分類:6.4 2016年度 新製品

 KURARAYは、約6億円を投じて愛媛県の工場の紡糸設備を増強する。環境対策に力を入れるインドから水の使用量抑制につながる繊維の需要が増えている事に対応する。2020年までに繊維事業売上高に占める高機能繊維の比率を現状の30%から50%まで引き上げる計画。インドから需要が増えている“MINTVAL”は布地を織るときに綿糸などと一緒に使う繊維で、織り終わった後に熱水で溶かす。これまで補助材に使われていたビニロン繊維に比べ溶けやすいのが特徴。KURARAYは需要増を見込み、生産能力増強を決めた。

化繊協会ニュースレター No.12 2016年5月/日本化学繊維協会
研究者名 クラレ
大学・機関名 クラレ

キーワード

紡糸設備環境補助材