信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

PDF 万歩計によって肥満児の生活状態が把握できるか.子供たちの運動意欲をかりたてることができるか

【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.1 Vol.1

 はじめに

 最近,児童の体格は大きくなっているが,体力はかならずしもそれに見合っていないと言われている.また,生活環境が子どもの身体の発育や体力の発達に対して,かなりの影響を及ぼしているとも言われている.
 著若は,昨年の4月中旬から万歩計を着用しているが,初めの1カ月間の平均7189歩,2ケ月目の平均13,714歩と,しだいに増している.これは,運動不足に気づき,意識的に歩くよう心掛けたからである.8月上旬の2週間,ヨーロッパに出かけた時,万歩計をたよりに,できるだけ歩くよう心掛け,健康に気をつけた.同行した2人の友人が風邪で寝こんだ時にも健康に過すことができたのは,歩行の効果もさることながら,それをきっかけに健康に留意したからだと自己診断を下している.現在では,パスを利用していたところを歩行に切りかえ,エレベーターなどの使用を少なくするなど,生活環境を変えている.
 そこで,運動不足がちな現在の小学生が,万歩計をつけることによって,どう生活環境が変わるか,又,肥満児と普通児に違いがあるかどうか比較するため,調査した.

「デサントスポーツ科学」第1巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 原田弘子*1, 佐々木志津*2, 石原みどり*3
大学・機関名 *1 文京区立元町小学校, *2 墨田区立西吾嬬小学校, *3 杉並区立第三小学校

キーワード

万歩計肥満児ローレル指数