信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

PDF 中高年齢者の体力と運動処方

【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.1 Vol.1

 緒言

 筋電図法は,人体の筋の電気的活動を求める方法として1912年Piperによって導入された.この筋電図法は,大別して,表面電極法と筋内針電極法(Adrian and Bronk,1929)に分類される.前者は当該筋全体の電気活動を後者は単一運動単位の活動を記録するのに適すると考えられてきた.
 我々は人体の「ふるえ」に関する研究中,人体表面から一般的に誘導した電気信号の記録上に,明らかに識別可能なスパイク電位を見出した.さらにこのスパイク電位は,随意運動中にも見出すことができ,筋内針電極によって誘導された単一運動単位電位と同様のものである可能性を見出した.そこで我々は,皮膚表面から誘導されたスパイクの特性を報告する.

「デサントスポーツ科学」第1巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 馬詰良樹*1, 森本茂*1, 倉田博*1, 内野欽司*2
大学・機関名 *1 東京慈恵会医科大学, *2 横浜国立大学

キーワード

運動処方筋電図法ふるえ