信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

PDF 血中カリクレインおよびDBH活性に及ぼす高温多湿下の持久的運動の影響

【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.2 Vol.2

 緒言

 運動不足解消,肥満予防さらに健康を増進しようという目的で,ジョギング,市民ロードレースなどの持久的運動が,ますます盛んになってきている.一年中を通して,多くの人が,思い思いの時間,種々の環境のもとで持久的運動を実施している.
 特に夏期における高温多湿下での運動が,日射病を起こした例について報告1)されている.そこで,運動中における水分摂取の問題がクローズアップされたが,日射病に至らないまでも,高温多湿下の持久的運動が,体温調節機能に影響し,さらに呼吸循環系に対するストレスとなることが,考えられる.
 今回は,トレーニング効果のあるという報告2~5)が多くなされている負荷(70%VO₂max)を使用し,高温下における生体の循環動態と,それに関与している血液化学成分の変動を検討した.

「デサントスポーツ科学」第2巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 長尾慶樹*1, 渡辺勉*1, 外山寛*1, 西牧正行*1, 山本隆宣*2
大学・機関名 *1 東京学芸大学, *2 国会健康センター

キーワード

ジョギング持久的運動トレーニング効果