わが国アマチュアスポーツ一流選手の心機能と運動能力の関連
【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.2 Vol.2】
スポーツ選手の心臓はX線写真で心陰影の拡大がみられ,いわゆるスポーツ心臓として知られている.近年,心エコー法の発達により,肥大と拡張の区別,心筋機能の評価などの,心臓に関するより詳細な情報が非観血的に得られるようになった.スポーツ心臓に関しても種々の報告がみられるようになり1,2),スポーツ心臓の成因をめぐって,種目特性あるいはトレーニングの影響などにも興味がもたれている,一流選手の測定値は,これらの特性をよく反映していると考えられるが,今回,わが国アマチュアスポーツ一流選手を対象として,心エコー図,胸部X線撮影による心陰影像および最大酸素摂取量を測定する機会を得たので,種目別の心形態の特徴および,それらと有酸素的作業能との関係につき検討した.
「デサントスポーツ科学」第2巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
「デサントスポーツ科学」第2巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 | 川原貴 |
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大学・機関名 | 東京大学 医学部付属病院 |
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