日本人中高年者の運動能と運動処方のための基礎的研究
【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.3 Vol.3】
日本人健常者の加齢による運動能の変化を検討することにより,中高年者の運動訓練のための運動処方の基準設定を行うことを目的とする.
自転車エルゴメータによる最高運動負荷試験を行い,健常者の運動能を検討するとともに,運動強度による心電図,血圧,心拍数の反応を各年代にわたって検討し,日本人健常者の年齢別最高心拍数の回帰式を作成し,各年齢の予測最高心拍数表を作った.
また,われわれのプロトコールによる各年齢層の運動持続時間(運動耐容能)の回帰式を作り,年齢別の運動持続時間表を作成し,運動能評価の基準とした.
この研究を行うに当たって,“健常者”の条件を出来得る限り厳重にし,かつ亦“最高”運動負荷の判断も厳格にし,健常日本人の運動能の基準となるべく心掛けた.
これにより,従来外国人の基礎データや,プロトコールにたよっていた運動能の評価や運動処方の基準を,日本人を対象とした基礎データにより評価することが出来るようになると考える.この点に,本研究の独創性と社会性があるものと考えられる.
「デサントスポーツ科学」第3巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
自転車エルゴメータによる最高運動負荷試験を行い,健常者の運動能を検討するとともに,運動強度による心電図,血圧,心拍数の反応を各年代にわたって検討し,日本人健常者の年齢別最高心拍数の回帰式を作成し,各年齢の予測最高心拍数表を作った.
また,われわれのプロトコールによる各年齢層の運動持続時間(運動耐容能)の回帰式を作り,年齢別の運動持続時間表を作成し,運動能評価の基準とした.
この研究を行うに当たって,“健常者”の条件を出来得る限り厳重にし,かつ亦“最高”運動負荷の判断も厳格にし,健常日本人の運動能の基準となるべく心掛けた.
これにより,従来外国人の基礎データや,プロトコールにたよっていた運動能の評価や運動処方の基準を,日本人を対象とした基礎データにより評価することが出来るようになると考える.この点に,本研究の独創性と社会性があるものと考えられる.
「デサントスポーツ科学」第3巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 | 岩根久夫*1,藤波襄二*1,南谷利和*2,渡辺雅之*3 |
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大学・機関名 | *1 東京医科大学,*2 順天堂大学,*3 東京学芸大学 |
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