日本人中高年者の運動能と運動処方のための基礎的研究(Ⅱ)
【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.4 Vol.4】
要旨
日本人健常者を対象とし,各年代ごとの運動に対する反応を検討することにより,中高年者の運動訓練のための運動処方の基準設定を行うことを目的とする.
自転車エルゴメータによる最高運動負荷試験を行い,運動強度による心拍,血圧,Rate Pressure Product(RPP),心電図変化および持久力について検討を行った.
年齢別平均最高心拍数とその回帰式ならびに年齢別運動耐容能(運送持続時間)とその回帰式については,すでに前年度に報告したとおりであるが1),今回は各年代別の血圧の反応,RPPの変化ならびに心電図変化について検討を加えたので報告する.
本邦においては,健常者の最高運動負荷試験における基礎データが少なく,欧米のものを参考とすることが多かったが,本研究により,日本人を対象とする基礎データが明らかとなれば,日本人を対象とした実際の運動処方作成に有用であると考える.
「デサントスポーツ科学」第4巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
日本人健常者を対象とし,各年代ごとの運動に対する反応を検討することにより,中高年者の運動訓練のための運動処方の基準設定を行うことを目的とする.
自転車エルゴメータによる最高運動負荷試験を行い,運動強度による心拍,血圧,Rate Pressure Product(RPP),心電図変化および持久力について検討を行った.
年齢別平均最高心拍数とその回帰式ならびに年齢別運動耐容能(運送持続時間)とその回帰式については,すでに前年度に報告したとおりであるが1),今回は各年代別の血圧の反応,RPPの変化ならびに心電図変化について検討を加えたので報告する.
本邦においては,健常者の最高運動負荷試験における基礎データが少なく,欧米のものを参考とすることが多かったが,本研究により,日本人を対象とする基礎データが明らかとなれば,日本人を対象とした実際の運動処方作成に有用であると考える.
「デサントスポーツ科学」第4巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 | 岩根久夫*1, 藤波襄二*1, 南谷和利*2, 渡辺雅之*3 |
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大学・機関名 | *1 東京医科大学, *2 順天堂大学, *3 東京学芸大学 |
キーワード