多人数児童の同時的心拍数測定による体育授業の診断と運動処方

　要旨

　アナログ信号である心電図信号をP.F.M.により，パルス信号とする回路を作成し，市販オーディオ用小型カセットテープレコーダに入力する携帯用小型心拍記録装置を10台試作した．
　小学校における同一クラスの男子児童10名に試作心拍記録装置を装着し，体育授業における10名の心拍数同時測定をこころみた．
　1，3，4年生，各クラスの男子のおよそ半数である7または8名の体育授業時における心拍数が記録された．1台の製作費用が廉価なことから，体育授業時のクラス全員の心拍数測定を可能にした．
　本調査で対象とした体育授業時における主教材の平均心拍数は，1年生131.5拍/分，3年生146.7拍/分，4年生142.2拍/分であった．

「デサントスポーツ科学」第5巻/公益財団法人石本記念デサントスポーツ科学振興財団

研究者名	豊島進太郎, 星川保
大学・機関名	愛知県立大学

キーワード

心電図、心拍記録装置、小学校、心拍数

研究シーズトップに戻る