寒冷下の運動時および運動直後の体温調節反応に与える衣服の影響
【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.5 Vol.5】
要旨
16℃の気温下で一定強度の運動を30分間持続し,その後30分間安静を保った際の体温調節反応に対する3種類のトレーニングウェア(綿,アクリル,親水性を付与したアクリル)の効果を調べた.運動後30分間の安静中に,綿トレーニングウェア着用者で直腸温の降下が有意に小さく,平均皮膚温,背中で測定した衣服内温度の降下は最も大きいことが判明した.8人の被験者のうち5人が綿のトレーニングウェアを最も快適であったと評価した.両アクリル間には有意な差は存在しなかった,これらの差異が生じる理由について,温熱生理学,衣服の諸元の観点から考察した.
「デサントスポーツ科学」第5巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
16℃の気温下で一定強度の運動を30分間持続し,その後30分間安静を保った際の体温調節反応に対する3種類のトレーニングウェア(綿,アクリル,親水性を付与したアクリル)の効果を調べた.運動後30分間の安静中に,綿トレーニングウェア着用者で直腸温の降下が有意に小さく,平均皮膚温,背中で測定した衣服内温度の降下は最も大きいことが判明した.8人の被験者のうち5人が綿のトレーニングウェアを最も快適であったと評価した.両アクリル間には有意な差は存在しなかった,これらの差異が生じる理由について,温熱生理学,衣服の諸元の観点から考察した.
「デサントスポーツ科学」第5巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 | 登倉尋實*1, 山下由果*1, 緑川知子*2 |
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大学・機関名 | *1 奈良女子大学, *2 光華女子短大 |
キーワード