信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

PDF 動作に伴う人体曲面の変化について

【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.7 Vol.7

 要旨

 人体のある特定の部位の動・作は,その動作部分のみならず,他の部分の人体表面にも変形を促すと考えられる.
 本論文は,動作部位を上肢,下肢および胴部に限定し,その各部の種々の動作が人体表面に及ぼす影響を調べたもので,その影響を,鎖骨下部,乳房部,上胃部,膳部,肩甲部および臍部の各6点に関して,平行光線投射装置および画像座標解析装置を用いて,人体表面の曲率の変化として求め,以下の結果を得た.
 1)上肢の動作に伴う曲面の変化では,鎖骨下部の斜方向,肩甲部の垂直方向,乳房部の垂直方向,上胃部の全方向が大きかった.
 2)下肢の動作では勝部の曲率が大きく変化した.
 3)胴部の動作では上胃部および臍部にいちじるしい曲率の変化が現われた.

「デサントスポーツ科学」第7巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 綾田雅子, 小野幸子
大学・機関名 共立女子短期大学

キーワード

動作人体表面