信州大学 繊維学部技術データベース

Research Seeds

PDF ダンスのレッスン時に着用するダンスウェアがボディコンポジションに及ぼす影響

【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.8 Vol.8

 要旨

 被験者のダンス部女子大学生33名を,・レオタード・タイツ(L・Tと表記).L・T+サランラップ,L・T+サウナパンツ,L・T+サウナパンツ・サウナジャケット着用の4つのグループに分けて1回90分のモダンダンスのレッスン(RMR5.24で分速100m強の歩行に相当)を連続5日実施し,ダンスのレッスン時に着用するダンスウェアの違いが被験者のボディコンポジションにどのような影響を及ぼすかを検討した.
 その結果,どのようなウェアを着用しても1回のレッスン終了後には,体重,バスト,大腿囲は有意に減少し,ほとんどすべての部位に減少がみられた.サウナウェアを着用したグループと着用しないグループの体重の減少を測定した結果,着用したグループに減少率の高い項目が多かった.心理的な不快感,圧迫感と減量効果の自覚などを勘案すると,サウナパンツとジャケットを着用しても圧迫感が強いだけでサウナパンツだけを着用した時ほど効果がみられず,減量効果を期待してのレッスンには,レオタード・タイツ・サウナパンツというダンスウェアが適当であることが認められた.

「デサントスポーツ科学」第8巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 柴真理子*1, 伊藤一生*1, 石田浩司*1, 徳田雅子*2
大学・機関名 *1 神戸大学, *2 武庫川女子大学

キーワード

ボディコンポジションダンスウェア