スポーツ適性という立場からの骨格筋に関する基礎的研究 1.一般人のパフォーマンステストの成績による筋線維組成推定法
【大分類:7. デサントスポーツ科学 小分類:7.8 Vol.8】
要旨
パフォーマンステストの成績から一般人の外側広筋の筋線維組成(%areaFT)の推定が可能かどうかにづいて検討した.10人の一般男子学生に対しニードルバイオプシー法を用いて,それぞれの筋線維組成を調べた.また,パフォーマンステストとして,50m走,12分間走を実施した.推定のモデルには,筋線維組成と相関が高い(r=0.763)50m走の平均速度と12分間走の平均速度の比(50mV/12minV)との回帰方程式y=64.807x−52.42を用いた.実際に得られた筋線維組成と推定によって得られた筋線維組成の誤差は,平均で7.5±4.0%であり,最大が13.2%,最小が3.3%であった.誤差が10%以上を示した被検者は,12分間走において真の力が発揮されなかった可能性が示唆されたい.
これらの結果より,一般人の外側広筋の筋線維組成を推定することは可能であると考えられる.
「デサントスポーツ科学」第8巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
パフォーマンステストの成績から一般人の外側広筋の筋線維組成(%areaFT)の推定が可能かどうかにづいて検討した.10人の一般男子学生に対しニードルバイオプシー法を用いて,それぞれの筋線維組成を調べた.また,パフォーマンステストとして,50m走,12分間走を実施した.推定のモデルには,筋線維組成と相関が高い(r=0.763)50m走の平均速度と12分間走の平均速度の比(50mV/12minV)との回帰方程式y=64.807x−52.42を用いた.実際に得られた筋線維組成と推定によって得られた筋線維組成の誤差は,平均で7.5±4.0%であり,最大が13.2%,最小が3.3%であった.誤差が10%以上を示した被検者は,12分間走において真の力が発揮されなかった可能性が示唆されたい.
これらの結果より,一般人の外側広筋の筋線維組成を推定することは可能であると考えられる.
「デサントスポーツ科学」第8巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
研究者名 | 勝田茂, 久野譜也 |
---|---|
大学・機関名 | 筑波大学 |
キーワード